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Amazon プライムデー、 勝利を収めたブランドの条件は?:限定製品とファーストパーティ

7/22(月) 12:01配信

DIGIDAY[日本版]

Amazonのブランドやセラーが48時間のプライムデーをフル活用するには、何カ月も前から準備を始める必要があった。

プライムデーに売り上げを伸ばすための戦略は存在するが、何よりも重要なことは、数カ月前から商品リストを整理し、検索結果の順位を上げるため、ブランドや商品の広告を掲載しなければならなかったことだ。販売促進だけでは不十分だ。適切なキーワード、商品リストの中身、肯定的なレビュー、クリックスルーコンバージョンの高さ、利益率の低さもプライムデーの売り上げに貢献する。

Amazonのアルゴリズムは常に、高い販売率、一貫した広告費の投入、低い利益率を好むが、マーケティングプラットフォームを手掛けるイグニッションワン(IgnitionOne)によれば、プライムデーはこの傾向がもっとも強くなるという。2019年のプライムデーは7月15~16日で、61億ドル(約6590億円)の売り上げが見込まれている。Amazon全体の売り上げとトラフィックが増加するということは、ブランドの売り上げを増加あるいは減少させるAmazonの能力も明確になるということだ。そして、2019年は前年に比べ、ファーストパーティによる販売と限定商品が重視されていた。

ガートナーL2(Gartner L2)のダイレクター、ザカリー・ワインバーグ氏は「プライムデーは一瞬の出来事ではない。何より準備が重要だ。サイトに押し寄せる消費者を取り込むため、この日までにしてきたことが成果となって現れる」と話す。具体的には、肯定的なレビューを増やすこと、顧客からの苦情や質問に素早く対応すること、コンバージョンへとつなげるため、コンテンツを活用することなどだ。「プライムデーはすでにはじまっていると考え、いつも全力を投じなければならない」。

Amazonの優先順位の変化

Amazonでのビジネスに全力を投じれば、ほかのセラーが得られないようなチャンスを手にすることもある。Amazonで複数の消費者ブランドを立ち上げてきたイノベーション・デパートメント(Innovation Department)の創業者アレックス・ソン氏は3月、同社のサプリメントブランド、ウェルパス(WellPath)が新興ブランドグループの一員に選ばれたと述べていた。新興ブランドの成長を後押しするAmazon独自のプログラムだ。このプログラムに参加して間もなく、ウェルパスはAmazonの担当者から、プライムデーにリンゴ酢グミの限定ブランドを立ち上げるための手ほどきを受けた。Amazonは2019年に入ってから、限定商品を強化している。2018年、Amazonはプライムデーに50の新商品を販売し、ホームページで取り上げたが、2019年はその数が倍増した。目玉商品はレディー・ガガのビューティーブランド、ハウス・ラボラトリーズ(Haus Laboratories)だ。

「高品質なブランド商品を大量供給できると証明しなければならなかった」と、ソン氏は振り返る。「そこをクリアすれば、より大きなチャンスが待ち受けている」。ソン氏によれば、現在はAmazonとともに、年内に新たな限定ブランドを立ち上げる準備を進めているという。

これらのプライムデー戦略には、Amazonの優先順位の変化が反映されている。

マーケットプレイス・パルス(Marketplace Pulse)の創業者兼CEO、ユオザス・ケジエンカス氏は最近のインタビューで、「Amazonの戦略はこの1年で、自社ブランドを立ち上げて所有することから、ブランドと独占的な関係を築くことへと変化した」と語っている。「Amazonはこの取り組みを拡大し続けており、もはや自社のプラットフォームで絶えず商品を発売し、ブランドと競合することは目指していない。むしろAmazonと仕事をしたいブランドが利益を得られるような環境をつくっている」。

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最終更新:7/22(月) 12:01
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