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“獅子の時代”の扉を開いた伏兵のサヨナラ打(1983年11月5日、西武×巨人)/プロ野球1980年代の名勝負

7/22(月) 16:01配信

週刊ベースボールONLINE

シリーズの流れを変えた一打

 先制したのは巨人だった。1回表、杉本の立ち上がりを攻め、四番の原辰徳が適時打を放って、まず1点。だが、5回裏には石毛宏典の適時三塁打で同点に追いつくと、6回裏には大田卓司のソロ本塁打で逆転に成功する。それでも9回表二死一、二塁から中畑が三塁打を放ち、土壇場で逆転。その裏、このシリーズ2勝の西本がリリーフに立ち、勝負は決まったかと思われた。

 しかし、さらなる土壇場、広岡監督に「完投しても疲労が残るから次は打てる」と分析されていた西本から4連打で同点に。このシリーズ初の延長戦へと試合はもつれ込んでいく。そして10回裏、巨人はエースの江川を投入するも、一死から大田、テリーが連打。二死一、二塁から代打に立ったのはプロ2年目の金森栄治だった。左翼のクルーズは前進守備を敷いていたが、金森の打球はクルーズの頭上を抜くサヨナラ二塁打に。これで一気に流れが変わった。

 ともに3勝3敗で迎えた第7戦(西武)は、またしても巨人が先制したが、7回裏に西武が逆転。そのまま連続日本一を決めている。


1983年11月5日
西武-巨人 日本シリーズ第6戦(西武)

巨人 100 000 002 0 3
西武 000 011 001 1X 4
(延長10回サヨナラ)

[勝]永射(1勝0敗0S)
[敗]江川(0勝2敗0S)
[本塁打]
(西武)大田1号

写真=BBM

週刊ベースボール

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最終更新:7/22(月) 16:55
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