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変革の道は「ワクワク発見」から ISAKがめざす「問いを立てる力」とは

7/22(月) 6:10配信

NIKKEI STYLE

《連載》チェンジメーカーの育て方 UWC ISAKジャパン 小林りん代表理事(2)

80を超す国・地域から生徒が集う全寮制の国際高校ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)ISAKジャパンは、「変革を起こすチェンジメーカーを育てる」というユニークな理念を掲げます。小林りん代表理事は、そんな次代を担う変革者には「問いを立てる力」「多様性を生かす力」「困難に挑む力」の3つが欠かせないといいます。では、その力をどう育てているのでしょう。連載2回目の今回は、変革の芽を見いだす「問いを立てる力」についてお届けします。

■「自分を突き動かすもの」を見つける

変革への第一歩は、自分が取り組むべきことを見つけ、課題として設定することだ。これが「問いを立てる」ことであり、UWC ISAKはその力の養成をめざしている。

たとえば、誰かが「自分で事業を起こしてみたい」と思い立ったとき、思考は「次はどんなトレンドが来るか」「今後のマーケットはどうなるか」などと外の条件に向かいがち。だが、小林氏は、本質的な変化を生むには「まず最初に自分と向き合うべきだ」と指摘する。

小林氏は「自分は何に一番ワクワク、ドキドキするのか。何が得意なのか。憤りを感じるのは、どんなときか。自分と向き合って考えるのが、チェンジメーカーへの大きな一歩」と強調する。変革への挑戦は、いつも多くの困難に直面する。うまくいかないとき、諦めずに続けるには「根源的に自分を突き動かすものを見つけるのが大切。それが実現力の差になります」(小林氏)。

自分と向き合って考える方法や習慣が身につくように用意しているのが、「リーディング・セルフ(自己を導く)」という授業だ。教員の鶴見泉氏が5年かけて開発してきた独自のカリキュラムだという。

授業の特徴は、自己分析によって「自分がやりたいこと」と「自分の感情的な特性」を知ることだ。小林氏は「やりたいことが分からない人も、自分が嫌なこと、やりたくないことや困っていることを考えれば、方向性は見えてきます」と話す。むしろ難しいのは、普段はあまり深くは考えない自分の感情の面だという。

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最終更新:7/22(月) 9:25
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