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アザールはなぜバイエルン戦で「背番号50」を付けた? その理由が「粋な計らい」と話題に!

7/22(月) 5:22配信

SOCCER DIGEST Web

歴史的な「1969年7月20日」からちょうど半世紀

 現地7月20日、アメリカ・テキサス州のヒューストンで行なわれたインターナショナル・チャンピンズカップ(ICC)、レアル・マドリー対バイエルン・ミュンヘンの一戦。ドイツ王者の前に1-3と苦杯を舐めたマドリーは、前半の45分間に現時点でのベストメンバーを先発させ、後半45分間には久保建英やロドリゴ・ゴエスら若手に出場機会を与えるという、変則的な陣容で臨んだ。

 その前半で、さっそく異彩を放ったのが新エースのベルギー代表MFエデン・アザールだ。チェルシーから1億ポンド(約140億円)の移籍金でやってきた男は、いまひとつピリっとしないマドリー攻撃陣を、持ち前の機動力と技巧でグイグイと牽引。ファンやメディアを唸らせるハイパフォーマンスを披露した。

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 そんななか、やはり気になったのは、アザールが付けていた背番号だろう。なんと28歳の名手は「50番」をチョイスして、ピッチに登場したのである。

 当初は10番を希望したがルカ・モドリッチが着用しているため即座に断念。大のNBA好きであることからマイケル・ジョーダンやレブロン・ジェームスの代名詞だった23番も有力候補に挙がるも、バイエルン戦では同じく新加入のDFフェルラン・メンディがその番号を背負っていた。最終的にはラウールやクリスチアーノ・ロナウドなど、過去に数多のエースが担ってきた7番に落ち着くと見られている。

 では、なぜ50番だったのか。これには試合が開催された日付と都市が大きく関わっている。

 7月20日は、アポロ11号が人類史上初めて月面着陸に成功した日からちょうど50年のアニバーサリーに当たるのだ。しかも会場のヒューストンと言えば、NASAの宇宙センターがある「アポロ計画」の中心地。マドリー、あるいは大会運営サイドからの要請だったのかは判然としないが、アザール本人が快く着用を受諾したという。

 当然、地元の観衆は大喜び。マドリーの公式SNSには、クラブとアザールに対して米国のファンから、「世界的クラブの心遣いが嬉しい」「実に粋な計らいだ」「アザール船長に敬礼!」などなど、感謝のメッセージが多く寄せられている。

 1969年7月20日、アポロ11号のニール・アームストロング船長は月面に降り立った際、「ひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」との名言を発した。バイエルン戦で記念の50番を背負い、マドリーでの確かな一歩を踏み出したアザール。偉大なるストーリーの1ページ目が刻まれた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

最終更新:7/22(月) 5:49
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