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「死に至る危険」がオフィスに潜む ~ デジタルが生む重労働 米国のブラック職場

7/22(月) 6:20配信

NIKKEI STYLE

『ブラック職場があなたを殺す』

「危険な職場」と聞いて、あなたはどんな仕事を連想するだろうか。化学工場や建設現場などが真っ先に挙げられるだろう。こうしたブルーカラーに比べ、ホワイトカラーは極めて安全な職種だと見なされていた。しかしながら産業構造や雇用環境の変化でこれまでの“常識”は通用しなくなってきたようだ。本書『ブラック職場があなたを殺す』(村井章子訳、日本経済新聞出版社)は、数多くの事例や研究結果からアメリカのオフィスワークがいかに危険かを明らかにしている。「誰もが健康に働ける職場」の実現を望むすべての人に、一読をお勧めしたい。

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原題は「DYING FOR A PAY-CHECK」。「給料(お金)のために死ぬ」というストレートな言葉で、働く人々の悲惨な境遇を表現しています。著者は職場環境が原因となり従業員が自殺や家庭生活の破綻などに追い込まれた事例を数多く取り上げました。その中には、メリルリンチやウーバーテクノロジーズ、セールスフォース・ドットコムといった大手企業も多く含まれています。また、仕事のストレスや健康状態に関する研究成果にも幅広く目配りして、ホワイトカラー職場の環境劣化を実証しようと試みました。格差社会の拡大は知られていますが、世界の大国アメリカで働く人たちが極度に追い詰められているという指摘は衝撃的ですらあります。

筆者のジェフリー・フェファー氏はスタンフォード大学ビジネススクール教授で、組織行動学を専門としています。『「権力」を握る人の法則』『悪いヤツほど出世する』などの著書で知られる人です。組織の権力構造やリーダーシップ論の第一人者が、今回は「過労死」や「ワークライフバランス」の問題に真正面から取り組みました。豊富な知識と経験に裏打ちされた現状分析は、「働き過ぎ」や「過労死」の問題に直面する日本のビジネスパーソンにとっても大いに参考になるはずです。

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最終更新:7/22(月) 6:20
NIKKEI STYLE

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