ここから本文です

KTM 790 ADVENTURE試乗インプレッション【パラツーエンジンの軽量小型ADV】

7/22(月) 11:40配信

WEBヤングマシン

軽さとコンパクトさが自在感を生み出す

KTMのアドベンチャーも並列2気筒エンジンをついに採用! “オフロードでは負けない!”そんなダカール王者の意地が詰まったマシンは、ライバルに比べてどうなのか? 今回はシリーズの中でも最も走破性が高く設定されたマシンである790アドベンチャーに試乗した。

【写真をまとめて見る】

(◯)軽さとコンパクトさが自在感を生み出す

世界一過酷なラリーといわれるダカール・ラリーで18連覇中のKTM。アドベンチャーツアラーは、最近流行りのジャンルではあるものの、KTMのアドベンチャーシリーズには、そんなダカール・ラリーで培ったノウハウがぞんぶんに注ぎ込まれる。つまりKTMほど、”オフロード走破性””ダートで勝てる性能”にこだわるメーカーは他にない。アドベンチャーツアラーといえど、メーカースタンスである”READY TO RACE”に揺るぎなしというワケだ。

さて新作の790アドベンチャーはシリーズの中でも最も走破性が高く設定されたマシンで、ぶっちゃけて言えば、ライバルはホンダのアフリカツインであり、BMWのF850GS。どちらも21インチサイズのスポークホイールが与えられた“本気ダート系”アドベンチャーツアラーマシンであるが、ことダート走破性においては、この790アドベンチャーが1歩前に出たと言っていい。それほどマシンコントロールにおいて790アドベンチャーは優れている。

【KTM 790ADVENTURE[2019]】主要諸元■全長ー 全幅ー 全高ー 軸距1509 シート高850/830(各mm) 車重189kg(半乾燥) ■水冷4ストDOHC 並列2気筒 799cc 95ps/8000rpm 9.08kg-m/6600rpm 変速機6段リターン 燃料タンク容量20L ■ブレーキF=ダブルディスク R=ディスク ■タイヤサイズF=90/90-21 R=150/70-18 ●価格:149万円 ●色:橙、白

秘密はやはり前後長の短いパラレルツインエンジンの採用にある。KTMのアドベンチャーシリーズがこれまで採用してきたのは、お家芸の鋏角75度のVツインエンジン。ただ、どうしても前後長の長いエンジンは車体のコンパクト化においてどうしても不利な面が多く、実際乗ってみると”大柄なバイク”という印象が強かった。ところが今回のパラレルツインエンジン搭載で、一気にフロントアクスルとピポッドの距離を短縮したことで、非常にコンパクトに感じる乗り味を実現。これまでのシリーズにない”自在感”が出ている。250ccのオフ車ほどではないものの、アドベンチャーツアラーというより、600ccクラスのオフ車のフィーリングに近い。自在に操れそうだから、少々リヤがコーナーで流れたところで怖くないし、むしろ積極的にテールスライドしてやろうとさえ思えてくるというワケだ。

1/2ページ

最終更新:7/22(月) 11:40
WEBヤングマシン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ヤングマシン

内外出版社

2019年09月号
7月24日発売

定価880円(税込)

大特集:カテゴリー別 新車走評200車
新製品テスト NinjaH2SXSE+他
好評ヤンマシ写真部 顔面博覧会
別冊付録:ツーリングバッグ大図鑑

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事