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世界中が注目!Rakuten CUPに挑む3クラブの見所

7/22(月) 18:05配信

footballista

7月23日(火)に開幕する「Rakuten CUP」。約3年半ぶりの来日で注目されるFCバルセロナ、クラブOBであるランパードの新監督就任で話題のチェルシーFC、イニエスタやダビド・ビジャ、セルジ・サンペールなどバルセロナとの対戦が“古巣対決”となる選手たち擁するヴィッセル神戸の3クラブが参加する。各クラブは同大会にどのように挑むのか。見どころを『Rakuten CUP マッチデープログラム』でも選手インタビューを務めた小澤一郎氏が紹介する。

文 小澤一郎 

 FCバルセロナ、チェルシーFC、ヴィッセル神戸が参加するRakuten CUPの開幕がいよいよ迫ってきた。バルサ、チェルシーのどちらか1チームだけの来日、1試合だけのプレシーズンマッチであったとしても日本のサッカーファンには贅沢な楽しみだが、欧州最高峰の2クラブが来日して計2試合を戦うともなれば見逃す訳にはいかない。

 特に今夏はフル代表が参戦する欧州の大会がなかったことで欧州籍の選手たちは5月後半から7月上旬にかけて最低でも1ヶ月半の休暇を取ることができている。プレシーズンの始動期ということで肉体的にはまだ万全のコンディションではないだろうが、モチベーションの高い状態で来日するはず。さらに、バルサ、チェルシーにとっては日本での試合が初めてのプレシーズンマッチとなるわけで8月開幕を睨み戦術(システム)のトライや新戦力の見極めが行われる貴重な実践の場となる。

グリーズマン、フレンキー・デ・ヨンク加入がもたらすもの

 まずは3チームの中で唯一2試合を戦い、プレシーズンツアーとしては12年ぶりの来日となるバルサの見どころを紹介しよう。昨季も安定した戦いぶりで国内連覇を達成。ラ・リーガではここ11シーズンで8度のリーグ優勝を飾っている。しかし、最大の目標であったCLのタイトルを準決勝リバプール相手にショッキングな敗戦で逃すとシーズン最後のコパ・デルレイ決勝でもバレンシアに敗れ後味の悪いシーズンの終わり方となった。その悪いイメージを払拭すべく、今夏も積極的な補強で移籍市場を賑わしている。特に7月に入ってから1億2千万ユーロ(約146億円)もの契約解除金を支払いアトレティコ・マドリーから獲得したグリーズマンは間違いなく新シーズンに向けた補強の目玉。前線でメッシ、ルイス・スアレスと共に3トップを張ることが予想されることから早くもカタルーニャの地元メディアでは3トップの頭文字を使った「MSG」なるフレーズが紙面を賑わしている。また、アヤックスから獲得したフレンキー・デ・ヨンクも来季のバルサの中盤を担う存在として大きな期待を背負っている。

 7月15日から始まったトレーニングでもデ・ヨンクは首脳陣、チームメイトに好印象を与えているようで、17日付の『スポルト』紙では「パス回しにおけるパススピードが最も速い選手」という紹介もなされていた。3シーズン目を迎えるバルベルデ監督がおそらくこのRakuten CUPで試す戦術面でのトライは、メッシ、スアレスの守備の負担を軽減すべく導入した4-4-2のシステムにおける可変性を高めること。ボールの持てるデ・ヨンク、戦術理解度の高いグリーズマンの加入によって来季のバルサは攻撃時に4-3-3でボールを回す時間を長くすることができるはず。CL準決勝リバプール戦での2ndレグを見ればわかるように、4-4-2でカウンターを撃ち合うサッカーではトランジションの頻度が高い試合に慣れているプレミア勢に対して分が悪い。CL奪還を至上命題とするのであれば、長い年月をかけてクラブに根付いた哲学、4-3-3でボールを保持しながら敵陣でサッカーをする原点に回帰する必要がある。

 新加入2選手の名前を挙げたものの、バルサはバルサ。誰が出ようが選手としてのクオリティは高く、それはBチーム所属の選手であっても変わらない。特にバルサの中盤の次世代を担う逸材であるリキ・プッチ、昨季中にトップ登録となったカルレス・アレニャの二人には注目してもらいたい。

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最終更新:7/23(火) 10:55
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