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地雷ゼロの世界に向けた日本の決意

7/22(月) 15:02配信

nippon.com

地雷は単なる武器ではない。戦争が終わって数十年たっても死をもたらす脅威だ。この対人地雷根絶に取り組んでいる団体、英国の「ヘイロー・トラスト」が東京でイベントを開催し、今なお多くの課題を抱える地雷除去活動への協力を訴えた。

戦争のレガシー:地雷

世界中の紛争地域にばらまかれた対人地雷を除去するために、日本をはじめ多くの国々が資金援助を行い、無数の地雷を除去してきた。それにもかかわらず、今もまだ数え切れないほどの地雷が埋まったままで、毎年数千人もの罪のない人々を無差別に殺傷し続けている。しかもその多くは子どもだ。

過去20年間にわたって、紛争の及ぼす長期的影響を記録し続けてきた英国の報道写真家ジャイルズ・ドゥーリー氏は、地雷を「戦争のレガシー」と呼んでいる。

爆発物と起爆装置から作られた手製爆発装置(IED)の被害者でもあるドゥーリー氏は、地雷除去活動の強力な推進者だ。2011年、ドゥーリー氏はアフガニスタンで取材中、IEDによって両足と左腕を失った。けがを治療し人生を立て直すまでの長期にわたる闘いや、耐え難い傷の痛みなど、彼の体験を聞くと、多くの人が日々受けている被害をより身近に感じ、理解することができる。ドゥーリー氏は今でもアンゴラ、カンボジア、シリアなど紛争の傷痕が残る地域を訪れては被害に遭った人々の写真を撮り続け、惨状を伝えている。それらの写真は『Legacy of War (戦争のレガシー)』と名付けた自らのホームページに掲載され、被害者の声と共に、長期的に対人地雷がもたらす悲惨な現状を伝えている。

ドゥーリー氏はメッセージを携えて東京を訪れた。英国の地雷除去専門ヘイロー・トラスト(HALO Trust:Hazardous Areas Life-Support Organization)と、日本のAAR Japan(難民を助ける会)が6月11日に開催したLandmine Free 2025キャンペーン・イベント「地雷ゼロを目指す夕べ」に出席するためだ。イベントには日本の政治家や海外の外交官も数多く出席した。

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最終更新:7/22(月) 15:02
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