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<インターハイ開幕直前!> 出場校ルポ(2) 矢板中央高校が目指す 「目標に向かえる環境づくり」後編

7/22(月) 17:02配信

ベースボール・マガジン社WEB

7月25日に開会式が行なわれるインターハイの男子サッカー競技。翌26日から1回戦が始まる。今大会の栃木県代表は2年ぶり9回目の出場となった矢板中央高校だ。2009年度、17年度と『全国高校サッカー選手権大会』でベスト4入り。18年度もベスト8入りの成績を残し、『プリンスリーグ関東』では優勝を果たした。今ではすっかり全国の強豪校の一つとなったが、現在の監督である高橋健二氏が赴任した当時の部員数はたったの13人だった。地方小都市の私立高校が勝てるようになり、知名度をあげるきっかけとなったさまざまな取り組みとは――。その後編をお送りする。

矢板中央高校が目指す 「目標に迎える環境づくり」前編

(出典:『サッカークリニック』2018年9月号)

ブラジルへの留学制度と名将・古沼貞雄氏の招へい

 選手たちが目標へ向かって全力でプレーできる環境の提供。矢板中央高校は逆境の中で「矢板モデル」と言える新たな試みにチャレンジし、プラスの効果をもたらしている。地方の小都市に位置する矢板中央が全国クラスの強豪にまで成長したのは高橋健二・監督の「開拓者魂」によるものも大きいと言えるだろう。

 高橋監督は地元の矢板東高校(先輩には元日本代表の原博実氏がいる)を卒業後、仙台大学を経て93年に矢板中央へ赴任した。当時の部員はわずか13人だった。すぐには結果が出ない中、高橋監督は学校と掛け合ってブラジル・サッカー留学制度を採用した。矢板中央に入学した生徒を長期で1年間、短期で3カ月間、ブラジルの高校に通わせて本場のサッカーを体感させた。計100人もの選手をブラジルに送り込み、力をつけて復学した選手たちによってチーム・レベルを引き上げる。そして04年にインターハイと選手権の初出場に導いた。

 また、帝京高校に数々のタイトルをもたらした名将・古沼貞雄氏に「栃木の矢板中央の高橋という者です。何とか勝てるようなチームをつくりたいのです」と数年間かけて懇願し、08年に同氏をアドバイザーとして迎え入れた。同氏による「勝つための心構え」と「基本の大事さ」を得て、現在の飛躍へつながった。

 環境もない、伝手もないところから「チャレンジしかないですから、私は」と言う高橋監督は、チャレンジしながらチームを強豪に変えてきた。そのチャレンジは一般社団法人矢板セントラルスポーツクラブ設立にとどまらない。指揮官は次を見据えている。

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最終更新:7/23(火) 9:58
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