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新型Bクラスは実用性命! デザイン性を求めるのは酷か?(メルセデス・ベンツBクラス試乗記)

7/22(月) 20:41配信

GQ JAPAN

メルセデス・ベンツの新型「Bクラス」に試乗した。使い勝手を最優先して作られたBクラスの魅力とは?

【写真を見る】実用性抜群なインテリアとは?

ウリ坊のようなエクステリア

メルセデス・ベンツ「B180」を間近に見て、「ウリ坊だ!」と思った。ウリ坊って、イノシシの子どもですね。

ずんぐりむっくりしたスタイルに小動物っぽい愛嬌を感じる。鋭利なキャラクターラインを廃し、エモーショナルな造形を目指すというのは、メルセデス・ベンツの新しいデザイン路線。最新のメルセデス・ベンツに共通するシャークノーズと呼ばれる顔つきも、生き物っぽさに拍車をかける。

ドアを開いて運転席に座って、ハッとする。乗り込みが実に楽ちんなのだ。「よいしょ」とよじ登るわけでもなければ、「よっこらしょ」と腰をかがめる必要もない。かけ声なしで、ごく自然な姿勢で座ることができる。

試してみるとリアシートへのアクセスも同様にスムーズで、しかも座ってみると天井が高く、快適だ。

乗り降りのしやすさと、リアシートの広々感を体験すると、ずんぐりむっくりしたスタイルが、もっさりしているというイメージから、温厚でやさしいという印象に変わる。人になつくウリ坊なのだ。

Bクラスは、メルセデス・ベンツのエントリーモデルであるFFハッチバックのAクラスの背を高くし、室内空間を拡大した実用性重視のモデル。「青は藍より出でて藍より青し」というけれど、「BはAより出でてAより広し」なのだ。

運転席に座ると、インテリアには最新のメルセデス・ベンツの世界観がひろがる。メーターおよびインフォテインメント用の2枚の液晶画面が並ぶダッシュボード上のレイアウトは、視認性も良好で、タッチやスワイプに対応するインターフェイスも使いやすい。しかも素材の上質さや色使いで贅沢さも演出している。

ホントに会話が弾む、メルセデス

通常の試乗インプレッションであれば、ここで1.3リッター直列4気筒ターボエンジンの加速感や乗り心地に言及するところではありますが、新型Bクラスのキャッチコピーは「会話が弾む、メルセデス。」というもの。

クルマに話しかけて空調やオーディオ、カーナビを操作出来る対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」が標準である。

よって、まずは「ハーイ、メルセデス」と話しかけてみる。筆者のような古いタイプの日本人にとって「ハーイ」は敷居が高いけれど、「メルセデス」という呼びかけでも起動するのでご安心を。それも恥ずかしいという人は、ステアリングホイールのスポーク上にあるスイッチをプッシュしてください。

で、実際に使ってみたMBUXは、使い慣れたiPhoneのSiriとほぼ同程度という印象だった。たとえば「暑い」と、言うとオートエアコンの設定温度を1度下げてくれる。「エアコンの温度を22度に設定して」と頼めば、22度に設定してくれる。「羽田空港まで何分?」と尋ねれば、「目的地には15分で到着の予定です」と返ってくる。

目的地の天気を尋ねても、近くのお薦めのレストランを尋ねても、燃費を尋ねても、いま走っている道の制限速度を尋ねても、立て板に水で答えてくれる。

ただし運転操作にかかわる指示は受け付けず、たとえば「加速しろ」とか「止まれ」と、声に出してもMBUXは無視する。

街中でiPhoneのSiriに向かって話しかけるのは気が引けるけれど、密室で使えるMBUXは思う存分活用できる。前述したようにBクラスの空調やナビのインターフェイスは優れているけれど、慣れるとMBUXでこと足りるので、スイッチやタッチパネルに触れる機会はほとんどなくなってしまった。

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最終更新:7/22(月) 20:41
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