ここから本文です

BTS J-HOPE、“スマイル・ホヤ”と呼ばれた理由 ダンスをベースにした音楽的才能に迫る

7/22(月) 13:01配信

リアルサウンド

 大阪・ヤンマースタジアム長居、静岡・エコパスタジアムでの公演を終え、10月26日・27日・29日の3日間、ソウル蚕室(チャムシル)オリンピック主競技場で『BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF:SPEAK YOURSELF'』のファイナル公演を開くことを発表したBTS。同じく10月にはサウジアラビアでのスタジアム公演も予定されている。『SPEAK YOURSELF』ツアーが始まる前の5月から続いてきたBTSメンバー個人に焦点を当てたシリーズだが、今回は世代的にちょうどメンバー7人の真ん中あたり、94年生まれのJ-HOPEを紹介したい。

 全羅道・光州出身のJ-HOPEはやはり光州出身でダンスが得意な東方神起・ユンホ、元2NE1のミンジなどと同様、光州のダンススクールに通っていた。そこに見学に来た事務所からスカウティングされて練習生になったという。同じくラップ担当のRMとSUGAがアンダーグラウンドラッパー出身であるのに対し、J-HOPEはストリートダンサー出身だった。地元のコンテストやダンスフェスでは当時からすでに有名な存在で、BigHitエンターテインメントからBTSがデビューするという噂がアイドル練習生の間で出た時も、「あのチョン・ホソク(J-HOPEの本名)がいる?」と言われるくらい、名が知られた存在だったという。

 元々ヒップホップ系のストリートダンサーだったこともあり、ポッピングやウェーブなどのテクニックを要求されるヒップホップ系ダンスを得意としている。グループ内でもダンスに定評のあるジミンがエモーショナル、ジョングクがパワフルなダンスを得意とするなら、J-HOPEはテクニカルでシャープなダンススタイルの持ち主と言えるだろう。センターというよりも中盤の高難度なダンスブレイクを担当することが多く、特に「NO MORE DREAM」や「ペップセ」「MIC Drop」などヒップホップ色の強い楽曲でその真価を味わうことが出来る。また不定期ではあるが、「Hope On The Street」という様々なダンスの個人練習動画を公開している。BTSの楽曲の振付にも一部参加しており、ダンスにおいて創作面とパフォーマンス面の両方でグループをリードする存在と言える。

 楽曲の面ではアルバム『WINGS』収録の「Intro:Boy Meets Evil」で初めてソロを担当、同時に制作に参加したソロ曲「MAMA」も収録された。2018年にはフリーのソロミックステープ『Hope World』を発表。アメリカにおけるBTSファンドム拡大や注目度上昇のタイミングと重なり、米ビルボードアルバムチャート・Billboard 200で63位と、韓国のソロアーティストとしては当時もっとも高い順位を記録し、『TIME』誌からのインタビューも受けている。

 ラップは練習生になってから始め、特に攻撃的な曲ではややSUGAにトーンが似ている部分はあるが、より高低をはっきりつけたフロウが特徴的だ。『Hope World』」についてはラップラインのソロミックステープについての過去記事でも言及しているが、より多彩なバリエーションのラップを聴くことが出来る。J-HOPEのソロ曲にはBTSの楽曲とは異なる、リスナー自身が体を動かしたくなるようなBOPソングが多い。J-HOPE が作曲で多くのパートを制作したという『MAP OF THE SOUL:PERSONA』収録の「Dionysus」も、タイトル曲である「Boy With Luv」以上の激しいダンスナンバーだ。また『LOVE YOURSELF 結 'Answer'』収録のソロ「Just Dance」は踊る時の高揚感を愛の始まりになぞらえた曲であり、やはり彼の音楽的なベースには常にダンスがあるということなのだろう。

1/2ページ

最終更新:7/22(月) 13:01
リアルサウンド

記事提供社からのご案内(外部サイト)

リアルサウンド

株式会社blueprint

音楽と映画を対象とする総合カルチャーサイトです。各ジャンルのニュースから、第一線のライターによる作品レビュー、業界分析記事まで、多彩な記事をお届けします。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事