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残念すぎる「吉本興業社長会見」芸人の人生を軽く考えすぎではないか

7/22(月) 20:00配信

現代ビジネス

吉本「闇営業問題」の大騒動

 吉本興業をはじめとするお笑い芸人の闇営業問題が、一向に収束の様相を見せない。

 30人を超す死者が出た戦後最大の大事件よりも、参議院選挙よりも、メディアは吉本問題のほうが、ニュースバリューが大きいと考えているようだ。新聞はまだしも、ワイドショーやネットメディアは、このニュース一色だ。

松本人志はもう「時事問題」を語るのをやめたほうがいい

 私は週末に京都アニメーションの放火事件で、某テレビ局から取材の依頼を受けて準備していたが、週明け早々に「週末の吉本興業をめぐるニュースで状況が変わりました」とのメールが届き、取材はキャンセルとなった。

 吉本興業のニュースのどこがこれまで人々を引きつけるのだろうか。

 闇営業のニュースは、そもそも「フライデー」のスクープとして報じられ、6月4日には仲介をしたという入江慎也さんが、吉本を解雇された。

 その後、様々な続報が乱れ飛び、多額の報酬を受け取ったとして、宮迫博之さんと田村亮さんへの批判が集中した。そして、宮迫さんは吉本から契約解除を突きつけられるに至った。

流れを変えた宮迫・田村会見

 しかし、それを受けて、7月20日に行われた宮迫博之さんと田村亮さんの会見で、事態は新たな展開を見せ始めた。

 これまで、こうしたお詫び会見は、ともすれば火に油を注いでしまい、逆効果になることも少なくなかった。

 最近では、大相撲の暴力事件での相撲協会の会見、レスリングの伊調馨さんへのパワハラ問題での至学館大学学長の会見、日大アメフト事件の監督の会見など、それぞれに大炎上している。

 しかし、今回の会見は、批判の方向をガラリと変えるものとなった。

 これはまず、二人が真摯に反省している様子が伝わってきたことや、吉本興業のパワハラとも言える恫喝まがいの「新事実」の証言がなされたことなどが理由である。

 宮迫さんは、吉本に謝罪会見をしたいと申し出ていたのに、事態を静観したい会社側はそれを頑なに阻止し、「やるなら連帯責任で全員クビだ。それだけの力がある」と恫喝されたという。

 特に、いつもはお人好しで口下手で知られる田村さんが、涙ながらに、しかし理路整然と、吉本批判を展開したことが、大きな注目を集めた。

 会社にとっては子どもである所属芸人が、謝罪会見をしたいと言ったとき、謝罪の仕方を教えるのが親である会社の役目であるのに、謝罪してはいけないと言われたと、不信感を露わにしたのである。

 また、テレビ局は吉本の株主であるから大丈夫と言われたと述べて、テレビ局とズブズブの関係にあることも批判した。

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最終更新:7/25(木) 8:55
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