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53歳2児の父「住宅ローンを早く返したい」は大損!? 繰り上げ返済せずに負担を減らす方法とは

7/22(月) 6:40配信

デイリー新潮

 住宅ローンも、教育資金づくりも大変だが、そろそろ真剣に「定年後のお金」について考えないといけない、そんな50代現役のみなさん。住宅ローンの返済はお済みですか? 返済中の方は、その住宅ローンの支払い方、合ってますか? 創立17年のお金の学校「ファイナンシャルアカデミー」(https://www.f-academy.jp/)の講師・小野原薫先生が「老後不安」にお答えします。今回は、定年後にローンの支払いが残ってしまう人へ。

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ローン繰り上げ返済をしない方がいい人

読者代表:吉田正史さん(仮名・53歳)
新卒で入った中小企業で営業として勤続31年。高校生の長女と中学生の長男を育てる2児の父だ。年収は650万円で、マイホームは35歳の時に35年ローンで購入したが、目下の不安は退職後のお金のやりくり。定年後のお金を考える上で必須科目である「公的年金」や「投資信託」について学び、やっとスタート地点に立てた感覚だが、とはいえまだまだ知識は不足している。

小野原先生:吉田さんは住宅ローンを返済中とのことですが。

吉田さん:いやぁ、その通りです。35年ローン返済真っ只中です。定年が見えてきましたが、ローン返済はまだ遠く霞んでますよ……。

小野原先生:なるほど。無理なく返済できる気がするので最長期間で組む人が多いのですが、定年後にも住宅ローンが残っていると負担が大変です。しかも、そろそろ水回りやエアコンなどを修理したり…といったことが起こっているのではないでしょうか? もう少し将来的にはバリアフリーのリフォームも必要になってくるかもしれません…。

吉田さん:そうなんですよね…(ため息)。昨年は真夏にエアコンが壊れて取り替えになりました。暑くてエアコンなしは地獄です。おまけに今年はコンロが不調です…。35年ローンで、70歳までの返済なんですよ…。

小野原先生:吉田さんが住宅ローンを組んだのは17年前、ということはまだ「フラット35」は登場していないですね。元利均等返済・35年ローン・期間選択型といった感じですか? 当時から低金利時代と言われていたので、最初は固定でスタートかな? 

吉田さん:はい、正に!!!  当時35歳でしたが、フラット35があればフラッと借りてたかもしれませんが、ふふっ。

小野原先生:……ダジャレが得意なんですね(笑) 今は変動金利で返済中ですか? 

吉田さん:そうです。固定期間が終わって、どうしようかなと迷っている内に自動的に変動金利になっていました。そういうものなんですね。もう、こりゃ頑張って、繰り上げ返済しないといかんですよね! 

小野原先生:待ってください! 実はローン繰り上げ返済しない方がいい人もいるんです。とくに吉田さんは、教育費の最大のピークである大学への進学を控えるお子さんが2人いるので、手元になるべく現金を残しておいた方がいいんです。住宅ローンを頑張って返して学資ローンを組むことになったら本末転倒ですよね。住宅ローンとは最も低金利な融資なので、学資ローンなどを組むよりも断然お得ですから。

吉田さん:なるほど……。現金を残しながらローン負担が減る方法はありませんかね。

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最終更新:7/22(月) 6:40
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