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悲願の甲子園へ前進。死闘を制した 佐々木朗希が対戦相手に伝えた決意

7/22(月) 11:17配信

webスポルティーバ

三塁側スタンドでオレンジのメガホンが揺れ、チャント『ぶちかませ、いてこませ』の独特なメロディと指笛がこだまする。大船渡のライトを守る三上陽暉の視界には、自然と三塁側・盛岡第四スタンドが盛り上がる様子が嫌でも入ってきた。

メジャーの怪物投手たちも佐々木朗希を絶賛「5年後が末恐ろしい」

「サヨナラになりそうな場面でしたし、相手の応援がすごかったです」

 岩手大会4回戦、大船渡と第2シードの盛岡第四の一戦は思いがけない展開になった。大船渡は初戦から3試合連続で先発登板となった佐々木朗希が快調に0を重ね、盛岡第四の先発右腕・菊地芳の前に封じられていた打線は6回表に2点を先取。このまま試合は終わるかに思えた。

 しかし、9回裏に盛岡第四は猛反撃する。先頭の4番・畠山航輔が四球を選び、5番の黒渕怜がライト線を破る痛烈な二塁打。無死二、三塁から横山慶人が佐々木の159キロのストレートを弾き返すと、ショート右をわずかに抜ける同点2点タイムリーヒットになった。三塁側スタンドの熱狂は最高潮に達した。

 盛岡第四は6月26日の抽選会の結果を受けて、大船渡と対戦することを見越して準備を進めていた。及川優樹監督は言う。

「日本で一番いいピッチャーに挑戦するつもりで、速いボールの対策をしてきました。ピッチングマシンで速いボールを練習することはもちろんですけど、速いスライダーでカウントを取りにくることもわかっていました。変化球はワンバウンドになる球を見極めて、ストライクゾーンにくる球を打ちにいく。6番の横山を含めてとくに中軸の選手たちは成長を見せてくれたと思います」

 盛岡第四は春の岩手県大会準優勝チームだ。春の県大会準決勝では、強豪・盛岡大付を3対2で破った実力がある。

 2番を打ち、第1打席では極端にスタンスを広げる変則打法で佐々木を惑わせた高見怜人は言う。

「実際に対戦してみて、スピードにはついていけました。スライダーも食らいつくイメージでいけば、ヒットにできたので」

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最終更新:7/22(月) 11:17
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