ここから本文です

小さいけど我が家のセンター! 鳥を迎えて家族に一体感

7/22(月) 10:08配信

日経ARIA

かけがえのない家族の一員として、動物との暮らしを楽しんでいるARIA世代の女性は多いはず。物言わぬ彼らですが、時に心を幸せな気持ちで満たし、時に沈む気持ちにそっと寄り添ってくれます。「この子のためなら何でもする!」とまで思わせる存在かもしれません。人生に豊かな彩りを運んでくる最愛のパートナーとの物語を紹介します。

【関連画像】

第6回 大村恵美子さんと、ピョロ美ちゃん

 ピピーッ、ピピーッ! 室内に響く、元気のいい鳴き声。声の主はダイニングテーブルの横に置かれた鳥かごの中にいました。頭は黄色、体は淡いエメラルドグリーンの羽に覆われた、セキセイインコのピョロ美ちゃん、4歳です。

 「これは『出せ出せー!』って言っているんですよ。同じ女の子でも、先代のインコは繊細で素直だったのに、この子は割と神経が太くてきかん坊。全然性格が違います」。こんなに手を焼くのは初めて、と飼い主の大村恵美子さんは言葉を続けますが、その目は終始ニコニコ。かわいくて仕方がない様子が伝わってきます。

●新婚の4年を北海道で過ごし、戻った東京で…

 ピョロ美ちゃんは大村家で迎えた鳥としては3羽目になります。初めての鳥がやってきたのは、13年前のことでした。

 東京で大学職員として働いていた大村さんは、結婚と同時に研究者の夫が北海道で就職することになったため、仕事を辞めてともに札幌へ。ほとんど知り合いのいない土地で始まった新生活でしたが、観光情報誌でライターの仕事をしながら次第に人間関係も広がり、4年ほど過ごす中ですっかり北海道のことが好きになったそうです。

 しかしそんな矢先、2006年に再び東京へ戻ることに。充実していた生活がリセットされ、何となく寂しさを感じていたある日のこと、自由が丘のペットショップの前を通りかかると、1羽のセキセイインコがトトトトッと近づいてきました。

 「今のピョロ美と同じ色の子で、私の顔をじーっと見るんです。その姿がかわいくて。家に帰って夫に話し、次の日に迎えに行きました」

 子どもの頃にセキセイインコやカナリアと暮らしたことがあった大村さん。楽しかった思い出はあるものの、当時の鳥たちのお世話は母親任せでした。手探りで始まった久しぶりの鳥との暮らしでしたが、ピョロと呼んでいたその子は足を骨折したことをきっかけに、わずか3週間で天国へ。「十分にご飯を食べられているかも気付いてあげられなくて。かわいそうなことをしてしまったとショックでした」

●「この子はピョロ美の生まれ変わりかも」

 「今度こそちゃんと育てよう」と夫と話し、似たような姿の子がいたらお迎えしたいと同じペットショップにお願いしておいてやってきたのが初代ピョロ美ちゃん。今度は鳥の専門病院をかかりつけにし、医師から飼育の指導を受け、定期的に健康診断にも行くなど大切に育てました。

 その子が8歳で亡くなった後、しばらくして同じペットショップで現在のピョロ美ちゃんに出会います。「生まれた時期を聞いたら、先代ピョロ美が亡くなった頃だったんですね。それで生まれ変わりみたいな気持ちになって、迎えることにしたんです」

1/2ページ

最終更新:7/22(月) 10:08
日経ARIA

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事