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年収2000万円のキーエンスを1年で退職。“新卒”には価値がない?

7/23(火) 8:47配信

bizSPA!フレッシュ

今後の就活は“新卒”に価値がなくなる

――現在行っている事業の内容を教えてください。

吉田:新卒は個人事業として、転職は投資家より資金調達をし法人として運営しています。新卒の就職支援ではSNSを利用したり、1対1で対面して学生を指導しています。ポータルサイトはまだ立ち上げたばかりです。現在は投資家さんから出資をつのり、どのように事業を大きくしていくのか考えている最中です。

――就職支援には、どんな人が相談に来るのですか?

吉田:学生さんの場合は早慶、MARCHなど高学歴の方が比較的に多いです。支援はTwitterやLine@、FacebookなどのSNSを入り口にしています。そういったところにアンテナを伸ばすことのできる、情報感度の高い方が相談に来ているという印象です。

――新卒一括採用の廃止、終身雇用制度の崩壊などが叫ばれていますが、今後の就職活動はどのような流れになっていくと思いますか?
 
吉田:長いスパンで見ていけば、新卒という価値がなくなるのは間違いないでしょう。むしろそうなるべきだと思っています。極論、新卒という枠があるがゆえに大手企業の採用戦略も弱体化している。

 ただ、支援していても思うのですが、新卒だろうが既卒だろうが、制度が変わろうが、これからの時代に求められる人材の本質は変わらないと思います。

これからの時代に求められる人材とは?

――これからの時代に求められる人材の本質とは?

吉田:知識を詰め込むのではなくて、アウトプット先行で、その場その場で試行錯誤して最適解を出せるスキルがあるかどうか、です。

 このスキルがあればできれば何事にもキャッチアップができると思います。逆に「これが正解」といった固まった考えを持っていると、変化の激しいこれからの世の中についていくことが難しくなってくる。指導している学生にも気を付けるように伝えています。

――転職を考える、20代の若手はどうすればいいのでしょうか。

吉田:今はGoogleをはじめ、無料で知識を得られる場所がたくさんあります。相対的に知識の価値が下がってきている。なので経験値や暗黙知、つまりアウトプットしてみなければわからないような一次情報、知識の価値が高まっているんです。

 これは知識偏重な教育ではなかなかはぐくみづらい能力でしょう。なかには就職活動で初めて、意識的に試行錯誤してアウトプットすることが求められたという人もいるでしょう。そうなってしまわないように、日ごろから意識的にそういった能力を磨いていく必要があると思います。

<取材・文/小林たかし>

bizSPA!フレッシュ 編集部

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最終更新:7/23(火) 8:47
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