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レースクイーンの悲惨な告白 “日給2千円でハラスメント”なお仕事

7/23(火) 7:31配信

デイリー新潮

チームによって給与格差は1/5

 前述のように、レースクイーンは、レースのカテゴリーによって所得が大きく異なる。しかし、同じカテゴリー内で業務内容自体は変わらなくても、給与差が激しい場合もあるという。スーパーGT(市販車をベースに大掛かりな改造を施したレーシングカーで順位を競うレース)のカテゴリーでレースクイーンをしていた、育美さん(仮名・24歳)が語る。

「レースクイーンはどのカテゴリーでも、チームのPRが主な仕事ですが、GTはとくに忙しいんです。会場に来てくれたお客さんとの交流、写真撮影、サイン会はどこのチームも行いますが、それに加えてSNSでの情報発信、ステージ上でのPRパフォーマンスをするチームもある。私が所属していたチームは全部しっかりやるように言われていて、休む暇は少しもありませんでした」

 観客へのファンサービスやステージパフォーマンスも行いながら、もちろんレース状況も把握しなければならず、一時も気が抜ける瞬間はなかったという。

「仕事中は常に体も頭もフル回転させていましたね。朝8時頃から夜の20時頃まで働きどおしで、私たちは日給1万円。別のチームは日給3万円や、多いチームだと5万円を上回るなど、もっと貰っているチームもあったと聞きます」

 こうした給与の格差は、各チームの責任者やスポンサーの意向によるところが大きく、育美さんは「スーパーGTやスーパーフォーミュラのカテゴリーとはいえ、給与が良いチームに入れるかどうかは運次第」とこぼす。

「チームのイメージによって、高身長の子が受かりやすいとか、トークがうまい子が受かりやすいとか、条件が異なるんです。だから、どのチームに入れるかは、自分の持っているスキルと、チームが求める条件に合うかどうか、そして相性もあります。その相性っていうのが、もはや運なんですよね」

 さらに、給与形態にくわえて育美さんを苦しめたのが、レースクイーンの管理を務める、チーム所属の女性マネージャーからの嫌がらせだったという。

「レースクイーンの管理をするマネージャーは、業界では“コントローラー”と呼ばれています。うちのチームは、私ともうひとりの子の2人体制。相方の子はレースクイーン歴も長く、車の知識やファンへの対応も私たちより頭ひとつ抜きん出ていたから、コントローラーにすごく気に入られていたんです」

 そこはレースクイーンの世界も“芸能界”。権力者に気に入られれば優遇されるという構造があるが、それについては育美さんもある程度納得していた。が、

「私とお気に入りの子の優劣の付け方が露骨で、許せませんでした。例えば、極端な話でいうと、お気に入りの子は夕飯を食べに食事に連れて行き、私はホテル待機で夕飯抜きとか。もちろん夕飯を買って帰ってきてもらえるということもなく、ホテルから20分くらい歩いた先のコンビニまでお弁当を買いに行きましたよ」

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最終更新:7/23(火) 18:05
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