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野村証券元社員「シャンパン王子」の投資詐欺で被害は億超え! 不祥事多発の企業体質

7/23(火) 8:02配信

デイリー新潮

現役社員が鵜飼いの鵜になった「野村証券」同時多発サギ(2/2)

〈当社元社員による投資詐欺の疑いについて〉と、野村証券が注意喚起を行ったのは、さる7月2日のこと。ニュースリリースは「中村成治(なかむらせいじ)」なる元社員の実名が挙げられ、異例の内容だ。複数の投資家が週刊新潮に被害のほどを語るが、中村の詐欺行為には、野村証券の複数の現役社員も関与しているのだ。

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 この「中村案件」の被害は野村証券内で広域化している。名古屋支店にいた社員から中村を紹介されたと話すのは、京都府在住の会社経営者だ。

「中村を連れてきた野村の社員と私は、彼が学生時代に祇園のクラブでボーイをしていた時からの付き合い。野村に就職したと言うから、私は会社の名義で口座を作ってあげて1億円くらい運用していたんです。そんな矢先、彼の同期の中村という男から1千万円貸して欲しいと言われまして」

 3カ月で50万の金利がつくと説明されたが、昨年11月頃から支払が滞るようになったそうだ。

「旧知の彼に大丈夫かと尋ねたら、“中村を紹介したのは自分なんでケツ拭きます”と、今でもちょっとずつ返してくれているからね。こちらもあまり大事にするつもりはないけど……」(同)

 金持ちケンカせずとはいえ、大人たちの義理人情につけ込み、中村たちは野村の優良顧客から金を集めては、湯水の如く溶かしてしまったのである。

「シャンパン王子」

 中村を知る野村証券OBが言う。

「野村の社員時代、中村は週末になれば、勤務していた姫路からわざわざ新幹線で大阪まで行き、同期の社員たちと繁華街のクラブで女の子をナンパしまくっていましたよ。中村はチャラくて女好き。六本木の高級クラブでも、泡のお酒を奮発するから『シャンパン王子』と呼ばれていたとか」

 分かっているだけでも被害総額は優に億を超え、未遂に終わったが優良顧客を中村に紹介しようとした本店勤務の営業マンもいて、より多くの社員の関与や被害の実態が明らかになる可能性もある。エリート証券マンだった中村たちは、なぜ悪魔に魂を売ってしまったのか。

「伝統的に野村は“ノルマ証券”と呼ばれるほど上司の締め付けが厳しい職場の割に、業績が揮(ふる)わなくなってからは待遇が良くない。中村の同期は450人ほどいましたが、3分の1ほどが辞めましたね。それだけ現場の不満がたまって“闇営業”に走りやすい環境ではありました。顧客には関連企業の野村不動産ではなく、自分の息のかかった不動産屋を紹介してマージンを稼ぐ輩もいた。中村は仮想通貨にのめり込み損を出したようです」(同)

 事実、19年3月期決算で野村HDは10年ぶりの最終赤字に陥っている。野村証券の会長を務める野村HDの永井浩二CEOは、1400億円のコストカットと国内支店の2割削減を発表したばかり。社内の士気低下は顕著で、今年だけでも信じられない不祥事が続発している。

○1月 野村証券横浜支店の社員が、顧客6人の口座から計5300万円を引き出し着服、詐欺と窃盗容疑で逮捕

○1月 同小岩支店の社員2名が、社員寮内で大麻を所持していたとして逮捕

○5月 野村HD及び証券が、東証の非公開情報を一部の顧客に漏洩したとして金融庁から行政処分

○6月 野村証券社員2名が合コンで知り合った女性を泥酔させて、性的暴行を行ったとして逮捕

 顧客の大事な資産を預かる会社に、およそ似つかわしくない犯罪者の巣窟と化してしまっているのだ。

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最終更新:7/23(火) 8:02
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