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巨人、広島3連敗で思い出す原監督の苦い経験【柴田勲のセブンアイズ】

7/23(火) 5:58配信

デイリー新潮

 今後、セ戦線に大きな影響を与える可能性がある巨人の広島3連敗だ。

 18日段階では2位・DeNAに10ゲーム、5位・広島には12ゲームの差をつけていたが、この3連敗でゲーム差はそれぞれ7、9となった。22日現在で50勝35敗1分だ。

 もうすぐ8月の声も聞こえる。この時期、10ゲーム差ともなると、下位にいるチームの監督は試合前のミーティングで決まってこう話す。

「ゲーム差は関係ない。お客さんがこれだけ見に来てくれているんだ。みんなでお客さんが満足してくれるゲームをやろうじゃないか」

 ところが、今回のように状況が一変すると、話す内容も一変する。

「なんとかなるぞ。いける。みんなで頑張ろう」

 私も長いことやってきたから分かるが、要約するとこんな感じになるんだ。

 それほど巨人にとってはイヤな3連敗だった。初戦をエース・菅野智之で落としたのが躓きの始まりだった。やっぱり菅野、本調子ではない。六回で諦めるのかと思ったら、引っ張って、結局は七回途中で降板した。2死から3イニング続けて失点していた。試合の流れを広島に渡して、八回にはスコット・マシソンが会沢翼に決勝弾を浴びた。

 第2戦はサビエル・バティスタに2ラン2連発で敗れ、第3戦は延長十回にこれまたマシソンが鈴木誠也にサヨナラ打を喫した。

 振り返るとマシソンで始まり、マシソンで終わった3連敗だった。

 鬼門(注1)、再びといったところか。マツダでの開幕戦を勝ち越して、苦手意識はそれなりに消えたかと思ったが、どうも試合を見ていると、回が進むにつれて少しずつ広島に有利な展開になっていく。1点差で2試合、2点差で1試合と途中まで互角の戦いをしながら、最後は寄り切られる。鬼門たるゆえんだろう。

 原辰徳監督には苦い経験がある。第2次政権の1年目だった06年に開幕から快進撃を続けて貯金は14まで伸びたが、その後、阿部慎之助、高橋由伸、上原浩治ら主力にケガ人が続出して最終的には借金14で4位だった。

 その一方で08年には7月の段階で阪神に13ゲーム差を付けられたものの、9月に12連勝するなどして大逆転Vを達成した。

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最終更新:7/23(火) 5:58
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