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団塊の世代が「後期高齢者」になる2025年に医師たちは備えよ

7/25(木) 14:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

かつてのドクターのキャリア形成は、大学病院の医局から教授を目指すというものが王道でした。しかし、政府が回復期病床と在宅医療を増やす方向へ舵を切ったため、大学病院のような高度急性期・急性期病院は減少が予想されます。そのため、従来型のキャリア設計を漫然となぞっていると、ドクターとはいえ、生き残れなくなるリスクがあるのです。本記事では、高齢化社会が求める「町医者」という業態が秘める可能性を解説します。

支持されるまま「なんとなく」急性期で働いている医師

病院の機能はご存知のとおり、高度急性期、急性期、回復期、慢性期の4つに分類されます。それぞれ担う役割が異なり、施す治療の内容にも違いがある中、若い医師の多くは高度急性期もしくは急性期の病院を勤務先として選択しがちです。

さらに言えば、大都市圏にある病院が好まれます。給与や勤務体制といった条件が劣る病院であっても、大都市圏の高度急性期・急性期病院を好む人が大半を占めているのです。

その背景にあるのは、専門医資格への根強い信仰です。大都市圏の高度急性期・急性期病院には、多様な疾病を抱える患者が大勢やってきます。多くの症例に接することができるので、専門医として腕を磨くには適しているのです。

また、一つの診療科に高度な技術を持つ専門医が何人も在籍していることも、高度急性期・急性期病院の特徴です。先輩の専門医がいれば、直接指導を受けたり間近で彼らの診療を見たりすることで、高度な医療技術を身に付けられます。中堅の医師にとっても、自分とは異なる治療方針を持つ医師との接触は、得難い勉強のチャンスです。

具体的な手技は文献では分からないことも多いので、情報を交換し、切磋琢磨することで医師としての知見が広がります。生涯を専門に特化した勤務医として過ごしたいと考えている医師にとっては、都市部の高度急性期・急性期病院は賢明な選択と言えるかもしれません。

しかしながら、大半の医師はそこまで明確な将来像を描いていないのが現実です。若手はもちろん、30代半ば~40代に差し掛かろうとしている医師の中にも、医局に指示されるまま、「なんとなく急性期で働いている」人は少なくありません。

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最終更新:7/25(木) 14:00
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