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「自分で考える力を身につけて」 元バスケ日本代表が故郷・福島の子供に送る金言

7/26(金) 10:16配信

THE ANSWER

渡邉拓馬氏が南相馬市の子供たちに、動画を通じてバスケットボールを指導

 バスケットボールの元日本代表・渡邉拓馬氏が21日、福島県南相馬市の前川原体育館で行われた「東北『夢』応援プログラム」の夢宣言イベントに出席し、故郷・福島の子供たちに貴重なアドバイスを送った。Bリーグのアルバルク東京や日本代表チームで活躍した名シューターは「原町ミニバスケットボールスポーツ少年団」の小学2年生から6年生まで合計16人に直接指導しながら、「自分で考える力」を持つ大切さを伝えた。

【画像】故郷・福島の「松川スポーツ少年団ミニバスケットボール部」の男女児童に直接指導を行う渡邉拓馬氏

 地元のヒーローと過ごす楽しい時間に、子供たちの目が輝きを増した。身長188センチ、足のサイズは32センチと圧倒的な体格を誇る渡邉氏の登場に、最初は驚き隠せなかった子供たち。だが、穏やかな笑顔を浮かべた渡邉氏が「僕も福島出身。これまでたくさん経験したことや感じた想いを、みんなに伝えたいと思います」とソフトな口調で語りかけると、徐々に緊張もほぐれたようだ。

「みんなに意識してほしいのは、自分で考えるということ。こちらから多く指示はしません。この練習は何のためにやっているのか、どういうプレーにつながるのか、どういう場面で生きてくるのかを考えてみましょう。自分で考える力を身につけてください。そうすれば、叶えたい夢ができた時、壁を乗り越える方法を自分で見つけることができます」

 南相馬市は東日本大震災で大きな被害を受けた地域でもある。「原町ミニバスケットボールスポーツ少年団」の丸山コーチは「特に原町は被害の大きかった場所です。震災後には避難した子供たちも多く、地域に子供が少ない時期が続きました。2年経ち、3年経ち、徐々に活気が戻り、今に至ります。子供たちにはバスケットボールを通じて競い合う気持ち、負けない気持ちを学び、そして感謝の気持ちを忘れずに励んでもらいたいです」と話す。

 東北「夢」応援プログラムは、公益財団法人東日本大震災復興支援財団が立ち上げた、年間を通して子供たちの夢や目標を応援するプログラムだ。「夢応援マイスター」を務めるアスリートや元アスリートが、参加する子供たちがそれぞれに掲げる1年後の目標に向かって、遠隔指導ツール「スマートコーチ」でサポート。1日限りのイベントで子供たちとの交流を終えるのではなく、離れた場所でも動画やSNSを通じて継続したプライベートレッスンが受けられるという画期的な試みだ。

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最終更新:8/3(土) 1:53
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