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ハーバードで聞いてみた「デキる子の共通点」

7/26(金) 5:31配信

東洋経済オンライン

「いったい、どうしたらこんな優秀な人が育つのだろう?」「この人の親はどんなふうに育てたのか」。こうした疑問の答えはなかなか見つからない。
子育ての現場となる家庭という「ブラックボックス」の中は、簡単にはのぞけないからだ。このブラックボックスの分解に挑んだのが、『子どもが勝手に学び出す! ハーバード流子育ての公式』だ。ハーバードの学生・卒業生を調査してわかった「デキる子の共通点」「子育ての公式」が紹介されている。ここでは、「子育ての公式」について、抜粋して解説していく。

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■子育ての秘訣は本当に存在するのか? 

 大きな成功を収めた人のエピソードを読んでも、彼らがどうやって優秀な人間に育っていったのかを知る手だてはない。親は子どもの成功を、どんな形で後押ししたのだろう。優秀な子の育ち方を知ることで、子育ての具体的なヒントをつかめないだろうか。こうしたヒントは、私たちの目から隠されている。

 子育ての現場となる家庭という「ブラックボックス」の中は、のぞけないからだ。見えるのは、優秀な人物というアウトプットだけだ。

 私たち(ロナルド・F・ファーガソンとターシャ・ロバートソン)は15年かけて、200人の成功を収めた人とその親の何人かにインタビューを行い、ブラックボックスの分解に挑んだ。すると明らかなパターンが浮かび上がった。

 親の生いたちや生活環境は違っても、子どもへの接し方には、幼児期から驚くほどの共通点が見られたのだ。私たちはこのパターンを、「子育ての公式」と名づけた。

 この公式を生んだ調査は、2つの別々の場所で始まった。

 著者の1人、ターシャ・ロバートソンは2003年、『ボストン・グローブ』紙の編集室で調査を始めた。新聞記者として全米を飛び回るうち、取材で出会う超一流の人の親には共通の特徴があるのではと気づいたのだ。そこで、識者の見解を聞くため何度も連絡したことがある、ハーバード大学のロナルド(以下、ロン)・ファーガソンに電話した。

 「子育ての秘訣って、教えられるものでしょうか」

 ファーガソンは可能だと答え、最近は研究者の間でも、子どもを伸ばす育て方をどう教えるか議論する動きがあると語った。

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最終更新:7/26(金) 5:31
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