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《ノーカット4000字》張本勲インタビュー「私はなぜ佐々木登板回避に喝を入れたのか」ダルビッシュ“シェンロン発言”から、差別や自殺を乗り越えた青春時代まで

8/3(土) 9:30配信 有料

文春オンライン

選手ファーストっていうのは何だよ

張本勲氏 (c)文藝春秋

――大船渡高校・佐々木郎希投手の登板回避に賛否両論の声が上がっています。

「賛否両論じゃないだろう。スポーツにはね、絶対的なものはないけども、これは登板させなきゃ。登板させない理由はなんだよ。”選手ファースト”っていうのは何だよ。将来って何の将来?  反対している人の意見を聞きなさいよ。登板させないで何のプラスがありましたかと。肩を休める?  ケガをしなかった?  誰が予想するの。医者じゃあるまいし。投げてもっと肩が強くなったかもわからんじゃないの。
 他の学校のピッチャーどうしたの。星稜のピッチャーなんて、連投で決勝戦まで投げて優勝して、どれだけの喜びがあったの。反対している人の意見をききなさいよ。何のプラスがありましたかと。プラスはなにもないよ。私が投げさせろと言ってね、意見はいろいろありますよ。どんな意見でも。一般の人もいろいろな意見を言いますよ。今の世の中、白を黒と言う人もいるんだから。

 ただ、野球をやっているやつらがね、巷のチンピラみたいな発言しちゃダメですよ。やっぱりね、誰が一番大事かと言ったら、佐々木君が一番大事でしょう。みんな思っているのは。

 佐々木君を一番大事に思っているんなら、やっぱり先発させなきゃ。なぜ?  あの緊張した決勝戦で投げさせて、その経験、あるいは前日に129球投げた疲労も残ってますよ、その精神力とか、その中で耐える気持ちは将来のプラスになりますよ。前も言ったように松坂なんかは延長17回で250球も投げているんだから。2、3日後には完封して、それで大成しているんだからね。

 佐々木君に対してプラスはなにもないじゃないの。今回ばかりははっきりしているんだけどね。賛否両論じゃない。『否』だけですよ。文句あったら私の前に来なさいよ。全部説明してあげるから」 本文:4,326文字 写真:4枚

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「週刊文春」編集部/週刊文春

最終更新:8/3(土) 9:45
記事提供期間:2019/8/3(土)~2020/3/30(月)
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