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CLは16強で1冠止まり…パリSG、トゥヘル1年目をどう評価するか

8/5(月) 21:31配信

footballista

18-19 Playback For The Coming Season#4

8月に入り、5大リーグ開幕の足音が近づいてきた。プレシーズンマッチを重ねチーム作りを進めている各クラブは、順調に歩みを進められているのか。その進捗を測るうえでは、昨シーズンのチームが抱えていた課題を正確に把握しておくことが欠かせない。

この昨シーズンの振り返り記事で課題を再確認することで、来たる19-20シーズンに向けた準備は的を射ているのか、的外れになってしまってはいないか、判断する手がかりにしてほしい。

PARIS SAINT-GERMAIN | パリ・サンジェルマン

文 小川由紀子


 昨シーズンのパリ・サンジェルマンは欧州の主要リーグでは前人未到の開幕14連勝を成し遂げ、第33節で優勝を決めた。がしかしその彼らの18-19は、「失敗」だったとされている。リーグカップ、フランスカップの両タイトルを逃し、悲願のCLではまたしても16強止まりに終わったからだ。お金でトロフィーが買えるわけではないが、彼らに次いで年間予算の多いリヨンの倍近い運営費を投じているとあっては、1冠だけでは採算が取れない、ということだろう。

 18-19のPSGは、キリアン・ムバッペの成長を映し出す場だった。夏のロシアW杯でフランス代表の主力として優勝を経験した20歳の寵児は、クラブでもエースの一角としてチームを牽引できることを十分に証明してみせた。特に後半戦、ネイマールとエディンソン・カバーニが相次いで負傷で長期欠場を強いられると、攻撃は若きムバッペに託されたが、ポジションをサイドからトップへとスイッチしてゴールを量産。リーグ得点王に君臨したゴール数と合わせて特筆すべきは、そのコンスタントさだ。出場したリーグ戦で得点ゼロに終わったのは連続2戦が最長。2月から3月にかけては7戦連続でゴールを記録した。その彼が終盤、出場停止処分で欠場した3試合では、チームは1勝しか挙げていない。もはやムバッペの影響力はPSGでも絶大だ。

 年間最優秀選手賞と年間最優秀若手選手賞をダブル受賞したプロ選手組合主催の年間アワードの席で彼は、将来について「PSGでももちろん良いが、別の場所かもしれない。まったく新しいプロジェクトに挑むこともある」と発言した。昨季の活躍ぶりを見ても、ムバッペがフランスでやり残したことはそう多くはないだろう。

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最終更新:8/5(月) 21:31
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