ここから本文です

悔しいから、進化する――国吉佑樹と武藤祐太の静かな情熱/FOR REAL - in progress -

8/6(火) 10:49配信

週刊ベースボールONLINE

「戦い終わったら『おっしゃー!』みたいな」

 ベイスターズに来てからの変化は、球速や球種だけではない。武藤はこんなことを言う。
「ドラゴンズの時も野球は好きで楽しかったんですけど、いまはそれ以上に、楽しいなって純粋に思えます。それに去年と比べて、ブルペンで“家族感”が出てきている。パットンがああいうふうにやられて自分も悔しいですし、クニ(国吉)や(三嶋)一輝が抑えると素直にうれしい。一体感があって、ぼくとしてはそれがすごくいいなって思ってます」

 ルーキーだった2011年、当時在籍したドラゴンズはリーグ優勝を果たした。翌2012年には、CSのマウンドを経験した。
 首位に肉薄したいま、あのころの気持ちがふとよみがえる。
「もう一回、投げたいですね」
 とはいえ、先行きに楽観の視線を向けることはしない。101試合を終えて、残りは42試合。あるべき心の持ちようを、武藤はこう説く。
「自分としては、ずっと一軍にいられるようにがんばりたい。チームとしては順位を気にせず、1つでも多く勝って、戦い終わったら『おっしゃー!』みたいな。そういう感じがいいなと思います」
 国吉も、気持ちは同じだ。
「シーズンの最後まで一軍で投げ続けて、1試合でも勝ちに貢献できるように。監督がいつも言うように、『どう始まるかではなく、どう終わるかが大事』。ここからの試合が『どう終わるか』というところにつながってくると思うので、自分自身、気持ちを締め直してやっていきたいなと思います。みんな口には出さないですけど、いいところ(順位)で野球ができていることは感じてます。チーム一丸となって戦っているのがベイスターズらしいし、一戦必勝でやっていけたら、おのずといいところに行けるんじゃないかと思っています」
 猛烈なペースでジャイアンツとの差を縮めてきたが、3位カープもぴったりと追走してきている。
 最後、先頭でゴールテープを切るのはどこか。
 ヒートアップする真夏の戦い。まずはカープとの直接対決3連戦で、鯉の勢いをしっかりと食い止めたい。

『FOR REAL - in progress -』バックナンバー
https://www.baystars.co.jp/column/forreal/

国吉佑樹 選手名鑑
https://www.baystars.co.jp/players/detail/1000007

武藤祐太 選手名鑑
https://www.baystars.co.jp/players/detail/1000140

写真=横浜DeNAベイスターズ

週刊ベースボール

6/6ページ

最終更新:8/6(火) 11:03
週刊ベースボールONLINE

記事提供社からのご案内(外部サイト)

週刊ベースボールONLINE

株式会社ベースボール・マガジン社

野球専門誌『週刊ベースボール』でしか読めない人気連載をはじめ、プロ野球ファン必見のコンテンツをご覧いただけます。

週刊ベースボールONLINEの前後の記事

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事