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大阪の繁華街「キタ」「ミナミ」とは?:万博で「ニシ」も話題に

8/6(火) 15:30配信

nippon.com

大阪のガイドブックで頻出する「キタ」と「ミナミ」のエリア。関西圏以外の人もなんとなく知っているが、明確な区域は分からなく、訪日観光客には混乱の種となっている。最近は万博開催地として「ニシ」も耳にするが――。

梅田駅の名称変更にみる大阪のこだわり

関西地区を走る大手私鉄の阪急と阪神は「梅田」駅を、2019年10月から「大阪梅田」駅に名称変更する。地元民には説明するまでもないが、訪日外国人観光客が急増する中で、「梅田=大阪の中心部のターミナル駅」と分かりやすく伝えるのが狙いだという。

阪急と阪神の「梅田」は、JR4路線が乗り入れる「大阪」駅と隣接し、地下道でつながっている。1日あたりの乗降客数は阪急51万人、阪神17万人、JR大阪駅が87万人で、西日本最大のターミナル圏を築いている。にもかかわらず、駅名が違うために、関西エリア外からの観光客、特に外国人は2つが「ほぼ同じ駅」であることが理解できず、右往左往することも。JR線を降りて駅前からタクシーに乗り込み、「梅田駅まで」と言って運転手を怒らせるという笑い話はあまりにも有名だ。

さらに大阪メトロ(旧大阪市営地下鉄)には、1日に51万人が乗り降りする御堂筋線「梅田」駅に加え、谷町線「東梅田」駅と四つ橋線「西梅田」駅がある。全てが大阪駅から徒歩圏なのでますます分かりづらいが、あえて「梅田」の地名にこだわる大阪人の地元愛なのかもしれない。

大阪でもう一つ、観光客を混乱させているのが「キタ」と「ミナミ」だ。大阪市の条例や公式文書でも使われているので地元ではかなり定着している言葉だが、どこからがキタで、どこまでがミナミと明確な範囲が決められているわけではない。ましてや、そんな住所も駅もない。関西圏以外の人でも、キタは梅田・大阪駅周辺や北新地、ミナミは道頓堀や難波駅周辺の繁華街を指すことはなんとなく知っているが、発信する機関や媒体、使う人それぞれに、含まれる駅やスポットはまちまちなのだ。

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最終更新:8/6(火) 15:30
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