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単身女性の老後資金づくり 投資の一歩は黒字家計確保

8/8(木) 7:47配信

NIKKEI STYLE

「老後に向けて、きちんと投資をしたいのですが、どうやるとよいかわからなくて」と相談に来たのは、単身女性のMさん(39)。現在、自分の仕送りを生活費の足しにしているご両親の生活費も含めて準備したいと考えているそうです。

Mさんは8年ほど前に離婚され、それ以降単身で暮らしています。もう結婚することはないだろうと思い、5年前には自分が住むためのマイホームも購入しました。一人での人生を考えていくうちに、老後に向けて2000万円が必要だというニュースを見て、本格的に頑張らなければ、老後に路頭に迷うと焦ってしまいました。両親の面倒をみる必要があるかもしれません。ですから、自分と両親の生活資金を作らなければいけないと思ったそうです。

■ここ数年、全く貯金が増えない

ですが現在の貯金は約800万円。今までためてきたというよりは、会社の従業員持ち株制度を利用して毎月買ってきた株を売却したお金です。そしてこの金額はここ数年、全く増えていません。そこに問題を感じたのだそうです。

Mさんは手取り収入が33万円弱ありますが、支出も多く、毎月約5万円の赤字。この赤字はボーナスから補填しています。夏冬合わせたボーナス手取り額は約110万円。毎月の赤字補填が計60万円、さらに洋服代30万円を予算します。20万円ほどが残る計算なのですが、趣味のゴルフのクラブを買ったり、家電を買い替えたり、帰省の交通費にするなど、その年により使い道は異なりますが、なんだかんだと使い切ってしまいます。

この収入をすべて使い切るようなお金の使い方を変えていかないと、貯金はできません。今の段階で言えることではありませんが、もし仮にこの生活費がずっと維持されてしまうと、年金生活に入ったとき、2000万円どころではなく、3000万円、4000万円、もしかするとそれ以上の老後資金が必要となる可能性があります。

今を楽しむことは良いと思いますが、習慣となり、やめることができなくなる支出は、今のうちから意識して下げておいても損はありません。老後は自然と生活費がかからなくなるだろうという考え方は、今では通用しなくなってきています。多くの人は、定年を迎えても元気です。ですから今のうちから老後資金をつくり、かつ生活費も小さくしていけるように、支出の見直しをすることが良いと思います。

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最終更新:8/8(木) 10:12
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