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ルーなし!スパイスカレー、ちょい飲みもオススメ 東京・飯田橋

8/8(木) 10:12配信

NIKKEI STYLE

気温が高まるにつれ、カレーが食べたくなる。国民食とも言えるカレーだが、ラーメンと同じようにトレンドがあり、ここ数年は大阪発祥と言われる「スパイスカレー」と呼ばれるジャンルに注目が集まっている。
スパイスカレーとは、インドや欧風、タイなど特定のジャンルにとらわれず、店主の好みでスパイスをふんだんに使って仕上げるカレーを指し、一般的に「ルー」を使わない、グルテンフリーをウリにする店が多いようだ。
JRと地下鉄の飯田橋駅から徒歩7分にある「Curry&SpiceBar カリービト」は2015年9月のオープン以来、着実にファンを獲得している人気店だ。約23平方メートルの店内はカウンターのみ10席だが、昼時にはなんと5~6回転するほど。テークアウトの「カリー弁当」も20食ほど売れるので、ランチだけで70食から80食はさばく盛況ぶりだ。
「食べて健康になる食事を目指して、カリーを作っている」と話すオーナーの安川知広さんは、日本中のカレーを500店以上食べ歩き、現在の味を独学で完成させた。小麦粉やうま味調味料は一切使わず、スパイスとオイル、具材で独自の“カリー”に仕上げる。
「ワンプレートで完成するライスカレーにこだわりたい」と、ライスは粒感のしっかりした中粒米と、香りの良いジャスミンライスをブレンドし、スパイスを加えて炊きあげる。炊きムラがでないよう、あえて1升炊きの炊飯器を3台使って、炊きあげている。なるほど、このライスだけでも十分に味と香りがあり、そのままでもいける。
カレーはソースの数で値段が変わる。単品で900円、2種で980円、3種類で1200円。ランチはこれにコーヒーがサービスになる。

ソースはヨーグルトを使ったコクのある「チキンカリー」、15種類のスパイスを使った「粗挽きキーマカリー」、2種類の豆を使う「豆カリー」の3種類が定番で、それ以外に「限定カリー」の1種類を用意。ちなみに限定カリーは、オープン以来同じものは提供したことは無い。お客は4種類を予算に合わせて組み合わせて注文できる。
同店が推しているのが、夜営業の「スパイス料理飲み」だ。インド式のスパイス漬け「アチャール」のアレンジ料理や、タンドリーチキンを唐揚げにした「タンから」(1ピース400円から)など、スパイシーなおつまみがそろう。ドリンクはビールの他、ウイスキーにスパイスを漬け込みハイボールにした「スパイスハイボール」(全4種、各600円)もある。
オススメは午後5時半~7時半までのハッピーアワーの「おつまみset」(1000円)で、前菜盛り合わせと好みのドリンクがセットになっていてオトク度が高い。昼間は混雑しているが、夜営業は席に余裕があるので、軽く一杯引っかけて、カレーでしめる、そんなチョイ飲みに適している。
食欲が落ちがちなこれからのシーズン。バテる前にスパイスを補給して、シャキッと乗り切りたい。
(フードジャーナリスト 鈴木桂水)
鈴木桂水(すずき・けいすい)フードジャーナリスト・食材プロデューサー。美味しいお店から繁盛店まで、飲食業界を幅広く取材。“美味しい料理のその前”が知りたくて、一次生産者へ興味が尽きず産地巡りの日々。取材で出会った産品の販路アドバイスも行う。
[日経MJ 2019年7月26日付]

最終更新:8/8(木) 10:12
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