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チケット不正転売に関する声明文発表「堅固でファンファーストな基盤整備を奨励」

8/8(木) 13:22配信

コンフィデンス

 コンサートプロモーターズ協会(ACPC)は8月7日、本年6月14日に施行された『チケット不正転売禁止法』に伴い、チケットリセールに関する声明『チケットインテグリティ』を発表した。転売目的を隠したチケットの不正入手や高額な不正転売への具体的な対策が進められる一方で、公正なチケット流通基盤、特に二次流通における基盤整備の重要性と、その実現に向けたライブエンタテインメント側の姿勢が改めて示された。

【一覧表】何が法に触れるのか? チケット不正転売に関する法案概要(一部)

■公正なチケット二次流通の基盤整備に向け、改めて問題と対策の重要性を強調

 ACPCが発表した『チケットインテグリティ』では、不正転売行為について、「ライブコンサートやスポーツイベントが、犯罪の温床やお金儲けの巣窟となってしまう。ファン1人ひとりの笑顔を糧にしながら、丹精込めてイベントを作り上げている私たちにとって、許しがたい行為」と指弾し、「チケット流通の「高潔」を守るために、脅威に侵されることのない堅固でファンファーストな基盤整備を奨励していく」と宣言した。

 なお、今回の声明文でも触れられているように、不正な高額転売が行われているサイトはいまだ、国内外に存在しており、イタチごっこが続く状態であり、詐欺や犯罪、暴利行為に巻き込まれる可能性も高い。一方で、チケットリセール市場は2020年までに1兆6000億円以上に上るという見込みもあり、これについて、「世界が憂慮するべき、そして早急に解決するべき課題」と指摘する。

 また、今回の声明文発表に併せて、コンサートプロモーターズ協会会長の中西健夫氏は以下のようにコメントを寄せた。

「日本では、6月14日からチケット不正転売禁止法が施行となりました。これによりコンサートやスポートイベントなどのチケット高額転売が禁止となります。海を越えたヨーロッパでも、FEAT(Face-value European Alliance for Ticketing)が今まさにEU諸国のチケット2次流通健全化や不正転売規制法の整備に取り組んでいます。ライブエンタテインメントの永続的な繁栄を願い、私たちACPCは今回、『チケットインテグリティ』を発表しました。私たちの声が、思いが、世界の健全なチケット流通へのマイルストーンとなることを願ってやみません」

 さらにFEATディレクター・Sam Shemtob氏からも、「私たちは、日本でチケット不正転売の防止に取り組むACPCを支持します。そして、このチケット不正転売法が与える疑いのないインパクトを喜ばしく思います。ライブイベント業界と政府が協力することで、より公正なチケットリセール市場が広く実現できると確信しています」というコメントが寄せられている。

■『チケットインテグリティ』全文

私たちは、公正で誠実なチケット売買を求めます。
不正転売行為はエピデミックであり、チケットを購入するあなたがどこにいようとも、詐欺や犯罪、暴利行為に巻き込まれる可能性があるのです。チケットリセール市場は、2020年までに1兆6千億円以上に上るとされ、まさに世界が憂慮するべき、そして早急に解決するべき課題となっています。

ライブコンサートやスポーツイベントが、犯罪の温床やお金儲けの巣窟となってしまう。ファン一人一人の笑顔を糧にしながら、丹精込めてイベントを作り上げている私たちにとって、それは許しがたい行為です。

この宣言によって、明日の世界に不正転売がなくなるわけではないでしょう。だからこそ、私たちは不正転売にしっかりと目を向ける。ファンファーストの公正なチケット流通基盤確立を目指して、私たちはあらゆる努力を惜しみません。

最終更新:8/8(木) 13:23
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