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リスク回避の動きの中、円高が進む

8/8(木) 8:15配信

幻冬舎ゴールドオンライン

ピクテ投信投資顧問株式会社が、日々のマーケット情報を分析・解説します。※本連載は、ピクテ投信投資顧問株式会社が提供するマーケット情報を転載したものです。

ポイント

米中貿易戦争の激化が懸念され、リスク回避の動きが強まる中、主要通貨に対して円高が進行しています。またこうした環境下、各国のインフレ率が安定し利下げ余地が生まれたことから、景気下支えのため多くの国で利下げが実施または利下げの実施が予想されており、このことも通貨安に繋がっています。

リスク回避の動きが強まる中、主要通貨に対して円が上昇

主要通貨に対して円高が足元、急速に進行しています(図表1、2参照)。

ドル円レートは2019年8月5日、1ドル=106円35銭となっており、2019年8月1日の109円27銭から2円92銭の円高となっています。またユーロ円レートも2019年8月1日の1ユーロ=120円56銭から2019年8月5日現在、2円25銭円高・ユーロ安の1ユーロ=118円31銭となっています。

為替市場で円高が進行した背景には、2019年8月1日に米トランプ大統領がツイッターで9月1日より中国からの輸入品3,000億ドル分を対象とした追加関税を発動すると表明、中国も即座に必要な対抗措置を取ると表明したことから米中貿易戦争の激化が懸念され、リスク回避の動きが強まったことが挙げられます。

また米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が0.25%の利下げを決定した7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で今回の利下げが長期にわたる利下げの始まりではないと説明したことも世界の株式市場にとってマイナス要因となったことも影響していると見られます。

主要通貨は足元、全般的に円に対して下落していますが、資源国や新興国の通貨は米ドルやユーロ、英ポンドなどの国際通貨に比べ下落率が大きくなっています(図表2参照)。

なお、過去1年では円に対しては下落していますが、英ポンド、南アフリカランド、豪ドルなどの一部通貨を除き米ドルに対しては比較的安定して推移していました。

※文章中の為替レートは対顧客電信売買相場の仲値

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最終更新:8/8(木) 11:15
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