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楽天の三木谷会長、小山薫堂、佐藤可士和が語る「世界で戦うための日本型ブランド戦略」

8/9(金) 8:00配信

WWD JAPAN.com

「欧米とは違う、日本ならではのブランド戦略があるはずだ」――7月31日~8月3日にパシフィコ横浜で開催された「楽天オプティミズム(Rakuten Optimism)2019」で、「世界を掴むブランド戦略」と題して楽天の三木谷浩史会長兼社長、放送作家の小山薫堂氏、サムライの佐藤可士和クリエイティブディレクター/アートディレクターが鼎談した。

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三木谷会長は「本日は日本を代表するクリエイターお二人に来ていただきました。お二人はお互いをどう評価されていますか。ライバル視していますか」と問いかけた。これに対し佐藤氏は「ライバルというか、あまりにもタイプが違うんですよね」と答え、小山氏は「僕はどちらかというとストーリーを作るタイプで、佐藤さんは形を作るタイプです」と応じた。

"徹底管理の欧米型、ゆるい日本型"

小山氏は熊本県のPRキャラクター「くまモン」をプロデュースした経験を通して、「かえってブランドのことが分からなくなった」と自身の経験を振り返った。「普通ブランドって隙のないものを作り、それを上から降らせるような感じで展開するんです。欧米で言えば、まず教会を作って、そこでパイプオルガンを鳴らすような具合です。でもくまモンの第1号商品はなんと仏壇なんですよ。『著作権フリーで使ってください』とお知らせしたら、許諾の列に最初に並んだ人が仏具屋さんだった。その時に『このブランドは成功する訳がない』と思ったけど、結局は成功した(笑)」(小山氏)。

佐藤氏は「小山さんがお話しされたように、欧米型は上から降らせて統一します。これまで楽天の仕事をする中で、三木谷さんとブランド戦略をどうするかという話をしてきたのですが、『欧米型とは違う、日本のやり方があるんじゃないか』という話題によくなります」と話した。そして「欧米型のブランド戦略が完全管理で完璧な仕組みの下でやるディズニー型なのに対し、ハローキティの取り組みが面白いと思ったんです。(ハローキティは)政治と暴力とエロだけは駄目だけどそれ以外はオッケーという方針なので、ご当地も使うしハイブランドにも使われています」(佐藤氏)と続けた。

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最終更新:8/9(金) 14:18
WWD JAPAN.com

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