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「恐竜博2019」の見どころを紹介、恐竜のイメージを変えた歴史的な化石が一堂に!

8/10(土) 12:32配信

ナショナル ジオグラフィック日本版

「恐竜ルネッサンス」をはじめ、恐竜観に革命をもたらした数々の恐竜たち

 恐竜と聞いて、どんな生きものを思い浮かべるだろうか。映画『ジュラシック・パーク』のように、疾走して獲物を狩る肉食恐竜? カラフルでもふもふの羽毛恐竜? それとも、甲斐甲斐しく子育てをする母親?

「恐竜博2019」ギャラリー:恐竜化石の写真13点

 いまでこそ多彩な暮らしぶりが明らかになっている恐竜たち。だが半世紀前まで、恐竜は恒温動物ではなく、トカゲやワニのような変温動物と考えられていた。その定説が変わるきっかけとなった恐竜が、今からちょうど50年前に発表されたデイノニクスだ。デイノニクスがもたらした恐竜観の大きな変化は「恐竜ルネッサンス」と呼ばれている。

 その後もさらに、子育てをするといった生態や、羽毛の存在、色の解明、そして、恐竜絶滅の原因となった隕石の衝突など、革命的な発見がたびたびもたらされた。

 今回の国立科学博物館の特別展「恐竜博2019」では、デイノニクスをはじめ、半世紀の間に恐竜のイメージを大きく変えた化石が一堂に会している。しかも、時代順に並んでいるおかげで、発見当時の新しさや驚きがよくわかるのもうれしい。ここでは展示の順にならって、見どころとなる貴重な恐竜化石を紹介しよう。

デイノニクス

 先に書いたように、1969年に発表され、最初の革命を起こした肉食恐竜。後ろ足の中指に大きなカギ爪があり、それを駆使して自分より大きな恐竜を狩っていたと考えられた。それだけのスタミナがあることから「恐竜温血説」が生まれ、骨格の特徴からは「鳥の恐竜起源説」が強く支持されるようになった。今回展示されるカギ爪の化石は、所蔵元の博物館ですら展示室に出したことがない貴重な標本だ。また、植物食恐竜を襲う2体のデイノニクスの全身復元骨格もあわせて展示されている。

マイアサウラ

 子育てを行う可能性が初めて示された恐竜。1979年に発表された。生態にちなみ「よい母親トカゲ」という意味の名前が付けられた。ふ化前後からおとなまで、さまざまな成長段階の標本が最も多く発見されている恐竜のひとつで、展示では母親が2体の子どもを世話するほほえましい様子が復元されている。

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