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社会構造的に「結婚できない男女」がいる大問題

8/10(土) 5:30配信

東洋経済オンライン

 山田:妻よりも母親を選んだということですね。親御さんには何を言っても変わりませんから仕方がない。本人がそれで幸せならいいですが……。パラサイトを容認する親の心理は、「子どもが1人で苦労して生活するのを見るのはかわいそうだから一緒に住む」。でも、それが本人にとっていいこととは限らない。

 植草:親と一緒に相談所に来る人は、男性も女性も本当に多く、だいたいそこで親子げんかが始まります。先日は娘さんと父親が2時間くらいけんか。総じて、女性は父親にも母親にも強い。それでも親と一緒じゃないと来られないんです、不思議と。

 山田:「仕方なく親に連れてこられた」というスタンスをとりたいんでしょうね。見栄です。

 植草:先に親御さんが1人で来るケースもあります。

 山田:親が子どもに代わってお見合いするパーティーがあるくらいですもんね。

 植草:そうですね。そこに本人の意見は入らない。でも残念ながら親同士が話して結婚するケースは少ないのが現状です。

 山田:でも親の満足度は高いんですよ。自分の息子、娘の自慢話ができるから。欧米では、成人したら男性でも女性でも親元を放り出されて一人暮らしを始めます。だから経済的にパートナーを見つけて一緒に暮らさないと生活できない。日本も成人したら、子どもを手放すようにすれば結婚は増える方に変わると思いますよ。

 (構成:安楽由紀子)

植草 美幸 :婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表/山田 昌弘 :中央大学教授

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最終更新:8/10(土) 14:45
東洋経済オンライン

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