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【国産名機10選 02】日産「FJ20E」は日産の技術を再び世に認めさせた逸品と言えるエンジン

8/11(日) 18:30配信

Webモーターマガジン

日産「FJ20E」エンジン:1981年登場

クルマに「名車」と呼ばれるモデルが存在するように、エンジンにも「名機」と呼ばれる優れたものがある。ここでは、1960年代から90年代の国産スポーティFR車に搭載された、そうしたハイパフォーマンスなエンジン10基を紹介していきたい。

【写真】FJ20Eエンジンを搭載する名車たちを見る

初代スカイラインGT-RやフェアレディZ432に搭載されたS20型エンジンの消滅後、待望の日産DOHCとして1981年10月に登場したのがFJ20E型だ。

S20と同様レースへの投入を前提にしたため、鋳鉄ブロックや5ベアリング8カウンターウエイトのクランクシャフト、2ステージダブルサイレントチェーンによるカムシャフト駆動など、小型軽量化より高速耐久性を重視した機構が採用された。

バルブはアルミヘッドのペントルーフ燃焼室に挟角60度で吸排気各2個を配した4バルブで、カムダイレクト駆動されるが、さらに固有振動数の高い等ピッチダブルスプリングを入れてバルブ追従性を高めたところに、連続高回転に対応する日産の意思が見える。

燃料供給はシーケンシャルインジェクションで行う。ポイントはその制御に燃料噴射、点火時期、アイドル回転数、排出ガス還流、空燃比フィードバック、ノッキングなどの各制御を行うECCS(エンジン集中電子制御システム)を日産の4気筒エンジンで初めて採用したことだ。

こうして初期のFJ20E型は2Lエンジンとしては申し分ない150psの最高出力を発生したが、当時ターボ攻勢を強めていた日産車にはやはりターボが求められた。

その結果、1983年2月にターボを装着して190psとなったFJ20ETを投入。さらに、1984年8月にはインタークーラーを装着して205psにまで強化されていくことになる。

日産 FJ20E 主要諸元

・型式:FJ20E
・主要搭載車種:R30型スカイライン2000RS
・発表年月:1981年10月
・配置/気筒数:水冷直列4気筒/縦置き
・バルブ駆動機構:DOHC・2段式チェーン
・気筒あたりバルブ数:4(吸気2/排気2)
・過給器:なし
・燃焼室形状:ペントルーフ
・総排気量1990cc
・ボア×ストローク:89.0×80.0mm
・圧縮比:9.1
・最高出力:150ps/6000rpm
・最大トルク:18.5kgm/6000rpm
・燃料供給装置:ECCS(電子制御燃料噴射)
・燃料・タンク容量:プレミアム・65L
・燃費:10.0km/L(10モード)

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最終更新:8/11(日) 18:30
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