ここから本文です

お盆の帰省時に老親が子供に伝えておくべき事 スマホ解除、資産状況など

8/12(月) 16:00配信

マネーポストWEB

 高齢化が進む日本において、特に大きな心配事となっているのが「実家に住む老親」の問題だ。

 普段は離れて暮らしている家族が一堂に会するお盆の帰省は、親子の今後についてじっくり考え、話し合う絶好の機会だ。「うちの親はまだ大丈夫」「まだ子供に相談するタイミングではない」と準備を怠っていると、いざというときに途方に暮れる事態を招きかねない。

「健康状態」「お金(資産)の管理」「葬式・墓の意向」──親に確認しておくだけで将来安心なことはたくさんあるが、「親から子供に確認すべきこと、伝えておくこと」もある。

 大事なのは「実家の片付け」に関わる子供たちの意向を探っておくことだ。

 ただし、「私たちが死んだらこの家をどうするの?」というような聞き方では子供たちにとって重荷になってしまう。子供たちが現在の住まいに今後も住み続けるつもりなのか、それとも新たに住宅を購入する予定があるのか、定年後はどこで暮らすつもりなのか、などを聞いておけば、「子供たちにとって実家は必要か不要か」を探る手掛かりになり、実家の処分を検討する材料になる。

 親の死後に遺族が頭を悩ませるのがケータイやスマホの「キーロック」だ。ケータイの中には故人の交友関係や金融取引など、遺族にとって知りたい情報が多く含まれている。

 しかし、持ち主以外がロック解除を申し入れても、原則としてケータイ会社は応じてくれない。

「スマホのロック解除ができなかったために、夫の友人の多くの連絡先がわからず、葬儀に呼ぶことができなかった」(70代女性)などと嘆く遺族は少なくない。

 死んでも家族にケータイを見られたくない──という人でなければ、パスワードなどロック解除の方法を家族に伝えておくといい。

「死」に関わること、「お金」に関することは、子供からはなかなか聞きづらいものだ。そのような話題を親から切り出せば、子供にとって大きな助けとなる。相続に詳しいファイナンシャルプランナーの平井寛氏がいう。

「特に、銀行口座の詳細など、資産状況に関することは親から打ち明けてもらえれば子供は非常に楽になる。遺言の作成なども含め、元気なうちにざっくばらんに話し合っておくことが重要です」

※週刊ポスト2019年8月16・23日号

最終更新:8/12(月) 16:00
マネーポストWEB

記事提供社からのご案内(外部サイト)

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事