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米倉涼子のボディ論「私が求めているのは美しさではなく動ける体」[FRaU]

8/12(月) 10:41配信

講談社 JOSEISHI.NET

いま、自分がどこにいるのか。それを知ることと少し似たようなアプローチで、米倉涼子さんは自らの体がいま、どのような状態なのかに敏感です。すっと歩き出す足をもっとしなやかに綺麗に動かしたい。舌をどう動かすとネイティヴのような滑らかな発音になるのか。フィジカルの葛藤が女優・米倉涼子の表現を拡げていきます。

【写真】ほれぼれする米倉涼子のしなやかな身体

わずかでも、 体の変化は自信につながる。 姿勢がいい、歩幅が広い、 どんなことでもいいと思う

――ダイナミックにしなやかに、そして細やかに。米倉涼子さんが舞うように自由に動き出すと、自然光の差し込むスタジオが一瞬にしてドラマチックな劇場へと変わってしまう。体を通して豊かな感情を伝える表現は、彼女の大きな武器だ。

「たとえば『ドクターX』で大門未知子がたい焼きをもらって喜ぶときに、ちょっと回転してみたりするんです。その動きによって彼女のうれしい気持ちがより伝わるし、ダンスが好きなのかな? なんていう裏側のストーリーも広がっていく。

体を使った表現は私に求められている特技のひとつかもしれません。でもバレエをやっていた子供の頃は、ずっと体がかたいことがコンプレックスだったんです。みんなと同じことをやっているのに、なぜ私はここまでしか脚が上がらないんだろう、ということがすごく多かった。当時は解決方法がわからなかったけれど、今は周りに体のことを教えてくれる人がいるので頼っています」

スカート¥63000/ELENA MAKRI(THIRD MAGAZINE) ピアス¥35000、リング指の付け根側から下¥21000、中¥16000、上側¥33000/すべてYVETTE ボディスーツ/スタイリスト私物

米倉さんが信頼する“カラダおたく”

――米倉さんが「普通ではないほどの“カラダおたく”」と呼んで信頼するのが、パーソナルトレーナーの横手貞一朗さん。理論と感覚が結びつく瞬間を求めて、一昨年から多いときには週に3、4回ほど通っている。

「私はおたくではないのですが、おたくの話を聞くのが大好きなんです。トレーニングは苦手だけれど、解説を聞いて体の構造を理解することがすごく楽しい。体のこことここがつながっているからこう動けるようになるんだ! という感覚をつかむことに長けているとは言われますね。せっかちだから、その感覚をゆっくり効果的に使うのは苦手なんですけど(笑)。

筋膜リリースをしてから寝ているだけの状態の日もあれば、負荷をかけて引っ張ったり、ヌンチャクをすることもある。その日のコンディションによって内容は違いますが、横手さんのところに行くと“開通”するんですよ。苦手な前屈のコツを教わったら、柔軟にできるようになったこともあります」

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最終更新:8/13(火) 15:35
講談社 JOSEISHI.NET

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