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【昭和の名車 54】TE47型スプリンター トレノGTは、排出ガス規制に揉まれながらも生き残った2T-Gを搭載

8/12(月) 6:30配信

Webモーターマガジン

トヨタ スプリンタークーペ 1600トレノGT:昭和49年(1974年)4月発売

昭和は遠くなりにけり…だが、昭和生まれの国産スポーティカーは、日本だけでなく世界的にもブームとなっている。そんな昭和の名車たちを時系列で紹介していこう。今回は昭和49年発売のトヨタ スプリンタートレノだ。

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世界のベストセラーカーであるカローラ(KE/TE30系)&スプリンター(KE/TE40系)がベールを脱いだのは昭和49年(1974年)4月こと。奇しくも同時期、ドイツでは後のライバルとなるフォルクスワーゲン・ゴルフが発表されている。

ボディタイプは多彩で、カローラは2ドアと4ドアのセダン、そしてスタイリッシュな2ドアHT(ハードトップ)を設定。一方、スプリンターは4ドアセダンと2ドアのクーペを設定していた。そしてこの3代目ではカローラとスプリンターの差別化が一段と明確になり、まったく異なるボディが与えられた。

もっともホットなバージョンのレビンとトレノも、まったく異なるシルエットに生まれ変わった。カローラの2ドアHTをベースにした軽快なフィーリングをセールスポイントにするレビンに対し、トレノはロングノーズ&ファストバックのスペシャリティカー的な雰囲気を狙ったクーペボディで、ヘッドライトを後退させてロングノーズを強調するなど、若さがほとばしるルックスとなっている。

型式名はOHVを含め、カローラの1.6Lエンジン搭載車が“T37”、スプリンターの1.6L搭載車が“TE47”で、2T-Gを積むレビンは“TE37MQRG”、トレノは“TE47MQRG(GTはMQZG)”となった。

インテリアも先代モデルより格段にグレードアップされた。レビンは8連メーターを独立させたゴージャスなT型ダッシュボードを採用。一方、トレノはメーターパネルとセンターコンソールを一体化した逆L型コンソールというスポーティなコクピットとした。とくにトレノGTはセンタークラスターをドライバー側に振るなど、デザイン的にも新しい試みを取り入れて注目されている。

ステアリングはどちらもウレタン製4本スポークで、ベンチレーションもセンターベンチレーションとなり、快適性も向上させた。

エンジンは先代モデルと同じ1588ccの2T-G型DOHCで、2種類のチューンがある。プレミアムガソリン仕様は最高出力115ps/6400rpm、最大トルク14.5kgm/5200rpmを発生。レギュラーガソリン仕様の最高出力は110ps/6000rpm、最大トルクは14.0kgm/4800rpmと、わずかにパワーダウンされている。キャブレターは例によってソレックス40PHHキャブを2連装する。トランスミッションは5速MTのみで、3速ATの設定はない。

サスペンションは、フロントがストラット/コイル、リアがリーフスプリングによるリジッドアクスルを踏襲した。タイヤは175/70HR13のラジアルを履く。

このレビン/トレノGTは、排出ガス規制の荒波に揉まれて、1975年11月に惜しまれつつ姿を消してゆく。だがそれから14カ月後にレビン/トレノの名を冠したFRライトウエイトスポーツが復活する。1977年1月、トヨタはカローラ/スプリンターのマイナーチェンジを行ったが、この時に再びカタログに加えられたのである。

このマイナーチェンジを機に、レビンにはスプリンター トレノをベースにしたクーペボディが与えられ、従来のHTは廃止された。これは1976年1月に登場したカローラLB(リフトバック)のフロントマスクをスプリンタークーペのボディに組み合わせたものだ。

また、ベーシック仕様とGTの2モデル構成となり、カローラLBにもスポーツワゴンのカローラLB1600GT(スプリンターも同様)が設定された。

搭載されたエンジンは51年規制をクリアするため燃料供給方式を電子制御燃料噴射のEFIにした2T-GEU型DOHCだ。排出ガス規制対策を施しながら、かつての2T-GR型(2T-G型のレギュラー仕様)並みの性能を実現している。

最高出力は110ps/6000rpm、最大トルクは14.5kgm/4800rpmを発生し、0→400m加速も16.5秒を可能にした。これは当時の2Lモデルを上回る実力だ。

排出ガス規制とオイルショックによる影響で、走る楽しみが乏しかった時期、当時の若者に夢を与えてくれたのが、EFIで復活したカローラ レビン&スプリンター トレノだったと言っていいだろう。

トヨタ スプリンタークーペ 1600トレノGT 主要諸元

・全長×全幅×全高:4070×1600×1300mm
・ホイールベース:2370mm
・車両重量:935kg
・エンジン型式/種類:2T-G<2T-GR>/直4 DOHC
・排気量:1588cc
・最高出力:115ps/6400rpm<110/6000>
・最大トルク:14.2kgm/5200rpm<14.0/4800>
・トランスミッション:5速MT
・タイヤサイズ:175/70HR13
・車両価格:108万1000円
※< >内はレギュラー仕様

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最終更新:8/12(月) 6:30
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