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【国産名機10選 03】「日産 RB20DET」はDOHC24V&セラミックターボで太いトルクとレスポンスを実現

8/12(月) 18:30配信

Webモーターマガジン

日産 RB20DETエンジン:1985年登場

クルマに「名車」と呼ばれるモデルが存在するように、エンジンにも「名機」と呼ばれる優れたものがある。ここでは、1960年代から90年代の国産スポーティFR車に搭載された、そうしたハイパフォーマンスなエンジン10基を紹介していきたい。

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長く第一線で活躍してきたL型に代わる日産6気筒の主力機がRB型エンジンだ。中でも1985年10月に登場した2L DOHCターボは、牙を抜かれた日産車を生き返らせた名機として知られる。最終的にはGT-RのRB26DETTに到達し、RBの名は確たるものになっていく。

RB20DETの基本構成は、鋳鉄製ブロックにアルミヘッドを組み合わせた直6+インタークーラー(IC)ターボで、ペントルーフ型燃焼室に挟角46度で吸排気各2個ずつのバルブを配置した4バルブDOHC機構を備える。

前回紹介したFJ20型より14度も狭いバルブ挟角が、燃焼室容積を小さくする近代設計の証だ。油圧リフター付バルブは、コッグドベルト駆動のカムシャフトによりカムダイレクト駆動され、7000rpmまで許容するチューニングが施された。

そして注目は、ターボラグをなくすためタービンのローター部に新開発のファインセラミックスを採用して慣性モーメントを従来比45%も低減したことだ。最大過給圧は590mmHgに電子制御され、どの回転数からでも敏感に反応するシャープなフィーリングを実現した。

高速域の伸びも素晴らしく、最高速度はスカイラインクーペGTSのテスト値で210.2km/hをマークする実力を発揮している。

このほか、ハイテンションコードをなくした世界初の電子配電システム(NDIS)や、全域高トルクを生む世界初の電子制御可変吸気コントロールシステム(NICS)、ツインノックセンサーなど、最新技術が惜しみなく投入されたRB20DET型は、ネットで最高出力180ps/最大トルク23.0kgmを発生した。

1987年にはこれをベースにターボの変更などレースのホモロゲ用にチューンした800台限定のGTS-Rが210psまでのチューンを受けて登場し、ファンを熱狂させている。

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最終更新:8/12(月) 18:30
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