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西武101系、走り続ける「黄色い電車」の元祖

8/12(月) 5:10配信

東洋経済オンライン

 銀色の弾丸のような新型特急「Laview(ラビュー)」、アルミ車体に緑と青のグラデーションが入った「Sトレイン」の40000系など、さまざまなカラーリングの車両が走る西武鉄道。だが、西武といえばやはり「黄色の電車」というイメージを持っている人が多いのではないだろうか。

【スライドショー】西武101系はアナログ感が満載だ。床下には数多くの電気部品がびっしりと並ぶ

 初めて黄色い塗装になったのは、西武秩父線の開業に合わせて1969年に登場した「101系」だ。デザインを変えた「新101系」や同タイプで8両編成の「301系」も含めて1983年度までに計400両以上が投入され、西武各線で活躍。黄色い3つドアの電車という一時期の西武線のイメージを作り上げた。

 初代の車両が登場してから50年。かつての主力も次第に数を減らし、今は1979年以降に造られた新101系の4両編成10本、計40両が多摩川線や多摩湖線、西武園線を走っている。

■電車の基礎を学ぶ車両

 「元祖・黄色い電車」の101系だが、現役の車両はカラーバリエーションが豊富だ。黄色1色のほかにホワイト1色や、登場時の黄色とベージュの塗り分け、かつての旧型車両「赤電」を再現した赤とベージュ塗装、そして西武グループの鉄道会社とのコラボ塗装として伊豆箱根鉄道(静岡県)カラーの白地に青ライン、近江鉄道(滋賀県)カラーの水色に白ラインの編成がある。

 黄色1色なのは「263編成」と呼ばれる1本。この編成は新車搬入時などの牽引車にも使うため、2008年に4両すべてがモーター付き車両になるよう編成をつなぎ変えて誕生した。新型特急ラビューも、この編成のお世話になって西武線内に搬入された。

 長らく西武線の顔だった101系。「車両係員も乗務員も『電車とはなんぞや』というのを知るためにはまず101系、というのが基本でしたね」。西武鉄道車両部の車両事務所長、三島和彦さんは、新人鉄道マンが電車の構造を知るための「入門編」のような車両だったと語る。

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最終更新:8/12(月) 5:10
東洋経済オンライン

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