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まわりの芸人の天才っぷりに意気消沈?!  芸人よりも漫画で成功した鉄拳と矢部太郎の意外な共通点

8/12(月) 7:00配信

Book Bang

2017年の刊行後、手塚治虫文化賞短編賞を受賞するなど大きな話題となった矢部太郎著『大家さんと僕』。その続編の刊行にあたり、芸人でパラパラ漫画家の鉄拳さんと矢部さんの対談が実現しました。プライベートでも仲が良いお二人に「人気漫画家」としての喜びや苦労、創作のヒミツなど大いに語って頂きました! 

マンガ『大家さんと僕 これから』の本編はこちら

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矢部 いきなりですが謝りたいことがありまして……。

鉄拳 え!? なんですか!?

矢部 随分前のことになりますが、バラエティ番組「エンタの神様」で「せっけん」という鉄拳さんをパクッたキャラで、しかも「こんな○○は嫌だ」という鉄拳さんのフリップネタをそのままやっていた時期がありまして……。

鉄拳 なんだ、その話ですか(笑)。もう20年近く前のことですよね。

矢部 プロデューサーに言われるがままだったとはいえ、本当に申し訳ありませんでした! 公の場で一度きちんと謝罪しないといけないなと思って。

鉄拳 僕は一度しか出たことがないのに「エンタの神様毎週見てました!」といまだに声をかけられることがあります。でも結果、僕のネタの宣伝をしてくれたわけですから、全然気にしていませんよ。

矢部 何か食べたいものとかあったら言って下さい! 

鉄拳 って随分簡単な謝罪じゃないですか! (笑) でも食事よりも、漫画の方がいいかな。1話分だけでいいから、「鉄拳さんと僕」を描いて下さいよ。

矢部 わ、そんなことでいいならいくらでも描きます! 

鉄拳 『大家さんと僕』は1冊目の雑誌連載時に初めて読みました。4ページの1話分だけ読んで正直、「物足りないな」と思ったんです。でも1冊にまとまった後に再度読むと、その物足りなさがちょうど良かった。全編「濃い内容」だったらこれほどヒットしなかったと思います。

矢部 ありがとうございます! 僕自身が漫画を読んでいて「疲れるな……」と感じる瞬間が結構あるので、そうならないように、背景の描きこみやセリフを可能な限り減らすなど気を付けました。

鉄拳 駄菓子で例えると……シフォンケーキなんですよね。

矢部 駄菓子じゃないし! (笑)

鉄拳 一口がさらっとしているから、気持ちよく最後まで食べられる。1冊を通じて、すっきり読むことができました。

矢部 80代の大家さんにも読んでもらいたかったので、単純なコマ割にしたり真っ黒く塗るベタ塗りを避けたり、「見え方」にもかなり気を使いました。

鉄拳 実は全部計算の上なんですね、すごいなぁ。

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最終更新:8/12(月) 8:54
Book Bang

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