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犯人の容姿への嘲笑に警告 9万件のコメントを集めたマグショット

8/13(火) 18:26配信

ニューズウィーク日本版

SNSだからと言って何でも許されるわけではない

イギリス・ウェールズのグウェント警察によって公開されたのは、指名手配中の麻薬密売人ジャーメイン・テイラー(21)の写真。警察としては、テイラーの行方を知る手掛かりを募るための写真公開だったが、この目論見が思わぬトラブルを起こしてしまう。

マグショットの全貌

テイラーの写真がフェイスブックに投稿されると、その容姿を野次るコメントが瞬く間に届いた。英BBCによると、 8月7日以降、その数およそ9万件。内容は主に彼のヘアスタイルをなじるようなジョークだったという。(投稿は現在は確認できない)

警察がSNSユーザーに警告

8月12日、グウェント警察は、「テイラーの特定に協力してくれたすべての人に本当に感謝しています」と、情報提供に感謝するコメントを発表した。テイラーの身元特定には未だ至っていないようだが、投稿のシェア数は想像以上のものだった。

しかし、これだけでは終わらない。テイラーのマグショットに寄せられたコメントについて言及された。

「(テイラーのマグショットについての)複数のコメントで私たちが笑ってしまったことは認めなければならない。しかし、可笑しいことと虐待的なことの境界線を越えたとき、警察はソーシャルメディア(SNS)に書き込まれた内容について警告しなければならない」(英BBC)

「私たちのアドバイスは、SNSでのコミュニケーションだとしても他と同じように注意を払うこと。SNS上で非常に不快、またはわいせつで脅威的な発言をすると、警察に調査される可能性がある」と英ガーディアンも警察の話を伝えている。

日本でもSNSに寄せられる過激な投稿は度々問題になる。オンラインで顔が見えないからと言って、度を超えた嫌がらせ、脅迫等が許されていい訳はない。

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

最終更新:8/13(火) 19:25
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