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今季F1の前半戦総括。レッドブル・ホンダがレースを面白くしている!

8/13(火) 16:37配信

webスポルティーバ

2019年シーズンのF1は、ここまでのリザルトを一見したところだと、メルセデスが圧倒的に優位にあるように見える。だが、実際のところははるかに複雑な様相を呈しているのだ。ハンガリーGPを終えてサマーブレイクに入っているこのタイミングで、シーズン前半戦を振り返ってみよう。結果が示す以上に、緊密な争いが繰り広げられていることがわかるはずだ。

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 メルセデスは、ここまで10勝を挙げている。昨年王者のルイス・ハミルトンが8勝、フィンランド人のチームメイト、バルテリ・ボッタスが2勝、という内訳だ。

 F1に復帰してからずっと苦戦続きだったホンダは、ここに来てようやく活路を見いだした。今では、屈指の戦闘力を誇る陣営だ。マックス・フェルスタッペンがパワーユニットの性能を存分に発揮し、レッドブル・ホンダは2勝を挙げた。同じくホンダ製パワーユニットを使用するジュニアチームのトロロッソ・ホンダも、ドイツGPでは力強い走りを披露してチーム二度目となる今季初表彰台の3位を獲得。続くハンガリーでもポイントを獲得し、コンストラクターズランキング5位で前半戦を終えている。

 ホンダの躍進とともに、もうひとつ、今シーズンのF1を面白くしている要素が、若い才能の活躍だ。トロロッソからレッドブル・ホンダへの昇格が決まった、アレックス・アルボンが強烈な印象を与えた。イギリス生まれでタイ国籍のこのドライバーは、プレシーズンテストまでF1マシンを操縦したことがなかったが、いまでは将来のチャンピオン候補とも目されている。また、トロロッソのダニール・クビアトは、2017シーズンの途中でシートを喪失したが、復帰を果たした今年はしっかりと存在感を発揮している。

彼らは、日本のスーパーフォーミュラーに参戦していたことでも知られるピエール・ガスリーにかなりのプレッシャーを与えた。実際、レッドブルに昇格後、伸び悩んでいるガスリーは、チームメイトのフェルスタッペンに大きな差を付けられ、アルボンにシートを奪われてトロロッソへ降格してしまった。

 若い才能の出現に大きなプレッシャーを受けているもうひとりの選手が、4回の世界タイトルを獲得したセバスチャン・ベッテルだ。ベッテルは今季、何度も不要なミスを犯している。なかでも記憶に鮮明なのは、フェルスタッペンに突っ込んだシルバーストン(イギリスGP)だ。彼にプレッシャーを与えているのは、超名門フェラーリに今年から加入して大いに才能を発揮しているモナコ人ドライバーのチームメイト、シャルル・ルクレールの存在。

 ルクレールを得た今シーズンのフェラーリは、メルセデスと激しいタイトル争いを繰り広げていてもおかしくなかった。だが、ミスの連続がイタリアの名門に大きな痛手を与えてしまった。バーレーンでは、ほぼ手中に収めたはずの優勝をエンジントラブルで逃した。オーストラリアやモナコ、オーストリアでは戦略ミスが原因で勝利を逃し、ルクレール自身も自らのミスでバクー(アゼルバイジャンGP)、ホッケンハイム(ドイツGP)、ハンガロリンク(ハンガリーGP)でクラッシュしている。だが、現在21歳のルクレールは、F1でまだ2年目だ。ある程度のミスは許容範囲といえるかもしれない。マシントラブルには、ベッテルも何度か泣かされている。

 ここで重要なのは、フェラーリはもっと優勝数が多くてもおかしくなかったはずなのに、高い温度条件で苦戦するメルセデスの弱点を突いたのは彼らではなく、レッドブルだった、ということだ。ちなみにドイツGPではメルセデスの両選手ともウェット路面でミスを犯し、ボッタスはクラッシュしてリタイア、ハミルトンも散々な内容でかろうじて9位で終えている。

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最終更新:8/13(火) 16:37
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