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「種付け料4000万円」ディープのラスト産駒は10億円も

8/14(水) 7:01配信

FRIDAY

巨星が、また墜ちた。

空飛ぶ天馬・ディープインパクト(17歳)の訃報からわずか10日後、大王・キングカメハメハ(18歳)も逝ってしまった。

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「ディープは史上2頭目の無敗の3冠馬、キンカメはNHKマイルC&ダービーという変則2冠を達成してファンを魅了。ともに種牡馬としても大成功を収め、日本競馬史に燦然と輝く軌跡を残しました」(スポーツ紙記者)

ディープが5頭のダービー馬をターフに送れば、キンカメも2度、親子制覇を実現させていた。

「今季限りで種牡馬を引退していたキンカメは、10年と11年にリーディングサイア―に輝き、昨年までの7年間もディープに次ぐ2位の成績。その間、産駒のロードカナロア(国内外でG1・6勝)とルーラーシップ(香港でG1勝利)が種牡馬として、計4頭のG1馬を誕生させていた。15年の3歳2冠馬のドゥラメンテは来年から産駒がデビューし、現役では17年ダービー馬のレイデオロや17年菊花賞馬のキセキ、今年の皐月賞馬・サートゥルナーリアが控えるなど、父系を脈々と伝えていく可能性が高いですね」(ターフライター)

一方、種牡馬としてのディープは、JRA(日本中央競馬会)のG1馬を38頭(51勝)も輩出し、種付け料が父サンデーサイレンスの2500万円を超える4000万円にまで高騰。それもそのはず、ディープ産駒が稼ぎ出した金額は半端ない。

「日本軽種馬協会のデータベース『JBISサーチ』(8月11日現在)によれば、のべ1262頭が出走し、勝ち馬が935頭で、1着賞金が約300億円、収得総額は約512億円(8月4日現在)にものぼります。当然、海外からの種付けオファーも数多く届いていました」(同・ターフライター)

稼ぎ頭の筆頭は名牝ジェンティルドンナの約12億5000万円で、サトノダイヤモンド(約8億円)、ショウナンパンドラ(約6億円)と続く。

また、日本ダービーの親子制覇は5回。今年がロジャーバローズで、昨年はワグネリアン、16年がマカヒキ。12年のディープブリランテと13年のキズナは種牡馬になり、産駒がターフを賑わせている。

「ここまでの産駒の活躍を見れば、紛れもなく大種牡馬だが、ただし『ディープの最高傑作』と謳われるほどの後継馬というと、まだ現れていない。今年の種牡馬ランキング(産駒の獲得賞金順位)を見ても、ブリランテの22位がトップと寂しい限り。それだけに、女傑・ジェンティル(海外を含めてG1・7勝)に匹敵するスケールの牡馬の誕生が待たれていた。もし、セレクトセールの前に亡くなっていたら、ディープ産駒にどんな値がついていたことやら‥‥」(前出・スポーツ紙記者)

今年7月8日と9日に開催された国内最大の取引総額のサラブレッド競り市「セレクトセール」は大盛況で、落札総額は初の200億円越えとなった。

「初日の1歳馬セッションの第1位がディープ産駒の牡馬で3億9000万円、翌日の当歳馬(0歳)セッションでもディープ産駒の牡馬がワンツーで4億7000万円と2億9000万円でした」(同・スポーツ紙記者)

この過熱ぶりは来年になると、さらにエスカレートすることが予想されるという。競馬関係者によれば、

「ディープは頸部(けいぶ)の痛みなどから、今シーズンの種付けを2月18日に中止していた。そのため、社台スタリオンの発表によれば、今年の種付け頭数は例年の10分の1ほどの24頭。それも海外の牝馬との交配数が多数を占め、日本で生まれるのは4、5頭だそうです。その中で何頭がセリ市場に出てくるのか……」

過去の高額馬を見ると、第1位は06年のセレクトセールで落札された父キンカメの当歳牝馬の6億3000万円で、第2位は昨年のセレクトセールで5億8000万円の値が付いたディープ産駒の当歳牡馬だった。

「ここ数年、日本の競馬界には新しいオーナーが続々と参入している。キンカメ産駒は21年、ディープ産駒は22年にデビューする2歳馬が最終世代となれば、一度は二大巨頭の愛馬を持ってみたいという思いから争奪戦が起こる可能性もあり、来年は最高額の更新なんてことも。とくにディープ産駒は数頭の仔馬を取り合うわけですから、夢の10億円の大台に乗ってもおかしくないですよ」(同・競馬関係者)

ディープもキンカメも、最後まで壮大な夢を見せてくれそうだ…。

FRIDAYデジタル

最終更新:8/14(水) 7:01
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