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自然体の魅力がいっぱいピアース・ブロスナン ― 自分以外の何者かになりたい理由

8/14(水) 21:10配信

エスクァイア

映画『007』シリーズで5代目ジェームズ・ボンドを演じたスターが、彼の後を継いだ現在のボンド役、ダニエル・クレイグの演技力や趣味の絵画、そして故ロビン・ウィリアムズと初めて会ったときの思い出などさまざまに語ってくれました。

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 2018年5月のことです。ピアース・ブロスナンは、アクリル絵具と油絵具を併用してボブ・ディランを描いた絵画を、カンヌで行われたチャリティオークション「amfAR」に出品し、絵は140万ドル(約1億5100万円)という高額で落札されました。
 
 しかし実は、競売に出される数日前に絵が紛失するという、ミステリアスな出来事が起こっていたのです。競売主催者たちがパニックに陥る一方で、絵を描いた張本人ブロスナンはこの事態をどう思っていたのかというと、「失くなってよかった」と胸をなでおろしていたというのですから驚きます。

実はブロスナンは本物の画家でした

 何を隠そうブロスナンは、学生時代に商業用イラストを学び、若いころはロンドンの広告会社で働いていました。つまり、れっきとした画家だったわけですが、オークション前には、この事実はほとんど知られていませんでした。

 しかし、俳優として活躍するかたわら、彼はずっと熱心に絵画も描き続けてきましたのも事実です。1991年に最初の妻カッサンドラを失った悲しみから立ち直ることができたのも、絵画という創造性を発露する手段があったおかげなだということ。その一方で、現在にいたるまで自分の作品を公開すべきかどうか迷っていたのも事実のようです。

「絵を描くことは大好きだけど、それほど描いてきたわけじゃないよ。と言っても、人に見せたり展示会に出したりしてみたいと思う作品はある程度そろっていて、パリで展示会を開いてはどうかという話も以前からあるけど、どうだろうねえ」と、ブロスナンは少しためらいがちでした。

 しかしその一方で、「もし展示会を開くとしたらロサンゼルスでやるだろうと思うよ。ちょっとした絵画展をね。照明を控えめにして、マルガリータなどのカクテルとワインを用意して、雰囲気に合う音楽を流したいね」とやる気もほのめかしていました。

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最終更新:8/14(水) 21:10
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