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夏の盲点「朝の熱中症」にご注意! 通勤電車で目まい・立ちくらみ…対策は?

8/14(水) 6:31配信

NIKKEI STYLE

《連載》いきいき職場のつくり方 産業医・精神科専門医 植田尚樹氏

社員がいきいきと働き、高いパフォーマンスを発揮する職場をつくるには何が必要か。産業医として多くの企業で社員の健康管理をアドバイスしてきた茗荷谷駅前医院院長で、みんなの健康管理室代表の植田尚樹医師に、具体的な事例に沿って「処方箋」を紹介してもらいます。

【図解でわかる】その症状、軽症?重症? 熱中症の重症度を知る

■通勤時の熱中症に注意

暑い盛り、ビジネスパーソンも注意したいのが夏バテと熱中症です。夏バテは、暑さで体力を消耗して疲労感やだるさを感じたりする症状。熱中症は暑さによる体温の調節機能が乱れや、体内の水分や塩分のバランスが崩れることで、目まいや、頭痛、けいれんなどを発症する障害の総称で、重篤になると命にもかかわります。

最高気温が35度以上となる「猛暑日」が続くと、必ず話題になる熱中症。ついつい、屋外での作業や外回りでなければ関係ないと思いがちですが、実は要注意なのが朝の通勤時なのです。

朝からうだるような暑さの中、自宅から最寄り駅まで向かい、ようやく冷房の利いた電車に乗り込んだと思ったら、目まいや立ちくらみ、頭痛や吐き気に襲われる人がこの時期、後を絶ちません。これらはいずれも熱中症の症状です

睡眠不足やきちんと朝食を取っていなかったことが原因として挙げられます。朝食は一日で最初のエネルギーと水分を摂取する機会です。これをみすみす逃すことで、自ら生活リスクを高めているのに他なりません。あとで詳しく説明しますが、エネルギーと水分の摂取は熱中症の予防に不可欠なものです。睡眠をしっかりとることで前日の疲れをとり、朝食を食べるなどして、出勤前に通勤のための『ウオーミングアップ』をすることが必要なのです。

■体に熱がこもり熱中症に

それでは熱中症の仕組みを見てみましょう。

人間は体の熱を体の外に逃がすことで体温を一定に保っています。運動などで体温が上昇すると、発汗作用による汗の蒸発(気化熱)で体内にこもった熱を逃したり、皮膚近くに血液を集めて体の表面から放熱することで体温を調整します。

この際、血管が拡張して血液が体の表面近く集まるため、体を循環する血液の量が減り、血圧が下がります。その結果、脳にもたらされる血流が少なくなると、目まいや立ちくらみを起こしたります。また、汗をかくことで脱水状態となり頭痛や吐き気、体のだるさを招いたり、汗とともに塩分を失って筋肉のけいれんなどを引き起こすことがあります。

このように、体温の調節機能が乱れ、体に熱がこもることで熱中症の症状が現れるのです。

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最終更新:8/14(水) 8:57
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