ここから本文です

オープンハウス、「QUOカード」の株主優待の廃止と、1株あたり5円の増配&業績の上方修正を同時に発表!今後は配当性向を20%まで引き上げる計画を推進へ!

8/14(水) 21:05配信

ダイヤモンド・ザイ

 株式会社オープンハウス(3288)が、株主優待を廃止すると、2019年8月14日の15時30分に発表した。

【詳細画像または表】

 オープンハウスの株主優待の内容は「毎年9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、継続保有期間に応じて『QUOカード』3000~5000円分に加え、自社が仲介または自社グループが販売する住宅購入時に10万~30万円を『キャッシュバック』」というものだった。

 この株主優待は、2019年9月末時点の株主名簿に記載または記録された株主への贈呈を最後に「廃止」となる。

 オープンハウスが株主優待を廃止する理由は、「株主の皆様に対する公平な利益還元のあり方という観点より慎重に検討した結果、上記の基本方針にある『安定した配当を継続実施していく』ことが利益還元の中心であることを再確認し、株主優待制度につきましては、2019年9月30日を基準日とする優待の実施をもって廃止させていただくとの結論にいたりました」とのことだ。

 上記の理由を裏付けるように、オープンハウスは「株主優待の廃止」と同時に「配当予想の修正(増配)」を発表。この修正によって、配当金は従来予想の年121円⇒126円に、1株あたり5円の増配となる。

 さらに、同時に発表した「業績予想の修正」では、2019年9月期(通期)の連結業績予想を、売上高5100億円⇒5300億円(+3.9%)、営業利益540億円⇒565億円(+4.6%)、経常利益545億円⇒537億円(+4.3%)、当期純利益370億円⇒382億円(+3.2%)と上方修正している。

廃止されるオープンハウスの株主優待制度の詳細
 ■廃止されるオープンハウスの株主優待制度の詳細

 基準日
 保有株式数
 保有期間
 株主優待内容
  9月末
  100株以上
  3年未満
  ◆QUOカード3000円分
◆住宅購入費用10万円キャッシュバック
  3年以上
  ◆QUOカード5000円分
◆住宅購入費用30万円キャッシュバック
  備考
  ※「継続保有3年以上」とは、2016年9月30日を起算日として
 普通株式1単元(100株)以上かつ3年継続保有した株主が対象
※「住宅購入費用のキャッシュバック」は、自社が仲介または自社グループが
 販売する住宅購入時のみ

オープンハウスの株主優待利回りは? 
 オープンハウスの2019年8月14日現在の終値は4685円なので、株主優待利回りは以下のようになる(※株主優待利回りは「QUOカード」のみで算出)。

 (100株・3年未満保有・住宅を購入しない場合)
投資金額:100株×4685円=46万8500円
優待品:3000円分
優待利回り=3000円÷46万8500円×100=0.64%

 (100株・3年未満保有・住宅を購入した場合)
投資金額:100株×4685円=46万8500円
優待品:10万3000円分
優待利回り=10万3000円÷46万8500円×100=21.98%

 (100株・3年以上保有・住宅を購入しない場合)
投資金額:100株×4685円=46万8500円
優待品:5000円分
優待利回り=5000円÷46万8500円×100=1.06%

 (100株・3年以上保有・住宅を購入した場合)
投資金額:100株×4685円=46万8500円
優待品:30万5000円分
優待利回り=30万5000円円÷46万8500円×100=65.10%

 オープンハウスの株主優待は、個人投資家に人気の「QUOカード」と「住宅購入費用のキャッシュバック」。「QUOカード」だけで株主優待利回りを算出した場合、100株で保有期間3年未満なら0.64%、3年以上なら1.06%と、決して高利回りというわけではなかったが、配当利回りが2.58%だったので、配当+優待利回りは3年未満でも3.22%、3年以上なら3.64%となかなかの高利回りだった。そのため、今回の株主優待の廃止にショックを受けている個人投資家も多いだろう。
【※関連記事はこちら! 】
⇒株主優待名人・桐谷さんがサラリーマンにおすすめの投資法を伝授!  二度の大損を経験して悟った鉄則は「配当+優待利回り4%以上」の優待株を狙うこと! 

 今回、株主優待の廃止と同時に、年間配当額が121円⇒126円への増配も発表されたが、1株あたり5円なので100株で500円しか増えず、従来の「QUOカード」3000~5000円と比較すると物足りない。しかし、配当性向を段階的に20%まで引き上げる方針であることや、「株主優待の廃止」と「増配」に加えて「業績の上方修正」も発表されたことから、SBI証券の夜間取引(PTS取引)ではオープンハウスの株価が一時、当日の終値4685円から85円高い4770円(+1.81%)を記録している。株主優待目的で保有していたという個人投資家も明日以降の値動きには注目しておこう。
【※関連記事はこちら! 】
⇒夜間取引(PTS取引)ができる証券会社を紹介! 株式市場が閉まった夕方や夜でもトレード可能なネット証券の「取引時間」や「売買手数料」を比較! 

 オープンハウスは、主に新築・中古の戸建て住宅を手掛ける不動産会社。最近では戸建て物件以外にマンション事業にも進出するほか、従来の首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)から名古屋、福岡まで幅広い地域に展開している。2019年9月期の連結業績予想は、すべて前期比で売上高35.6%増、営業利益19.4%増、経常利益16.6%増、当期純利益20.1%増と好調。

 ■オープンハウス

 業種
 コード
 市場
 権利確定月
 不動産業
 3288
 東証1部
 9月末
 株価(終値)
 必要株数
 最低投資金額
 配当利回り
 4685円
 100株
 46万8500円
 2.68%
 【オープンハウスの最新株価チャート・株主優待の詳細はこちら! 】

 ※株価などのデータは2019年8月14日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。
※「必要株数」は株主優待の獲得に必要な株数、「最低投資金額」は株主優待の獲得に最低限必要な資金を指します。

ザイ・オンライン編集部

最終更新:8/14(水) 21:05
ダイヤモンド・ザイ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ダイヤモンド・ザイ

株式会社ダイヤモンド社

10月号:8月21日

定価730円(税込)

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事