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親戚が頻繁に亡くなる美人学生アルバイト…悩む飲食店の対応は

8/14(水) 8:54配信

週刊SPA!

以前にも、嘘で当日欠勤する大学生がいた

 実は、以前にも美帆さんと同じような従業員がいたのだ。

「一昨年、同じように親戚や恩師、友達の訃報を理由に、当日休みを当たり前に申し出る真由美という23歳のアルバイトがいたんです」

 真由美さんは、当時は大学3年生だった。

「就活が終わってからうちにバイトで入ったんですが、真由美もお客さんから人気があって、彼女目当てで来てくれる常連客も多かったんです」

 人気のある従業員に辞められてもらっては困るという思いが、そのまま真由美さんの驕りに繋がったと反省をしまくる勝俣さん。

「飲食業界は人手不足です。バイトも貴重な戦力になるため、辞めないでほしいという気持ちが勝って甘やかしてしまいました。その足元を見られたのか、平気でウソをつくようになった。力関係でこちらが弱くなってしまったんです。そのことを思い知らされたのは、真由美が大事な貸し切りパーティーの当日に仕事を休んだときです」

 ある企業の経営者が、会社の人たちの慰労を兼ねて、貸し切りパーティーを申し込んだ。そのお客さんは真由美を気に入っていたので、勝俣さんのレストランを選んでくれたのだ。

「ところが当日、真由美から電話があって『ゼミの先生が倒れてしまったので、これからお見舞いに行く』と連絡があったんです。見舞い時間も限られているから、『夜には出勤できるよね』と休みの撤回を求めたんですが、黙ったままでした。そこで『お客さんの貸し切りパーティーだよ。待っているからね』とやんわりと出勤を催促したのですが、真由美は二度と出勤しませんでした。そのまま、辞めたんです」

 それ以来、客に人気の従業員を必要以上に優遇することをやめたと勝俣さん。

「平気でウソをつく従業員には、どこかで線引きが必要です。いくら人手不足でも、毅然とした態度で臨まなくては」

 後日、前出の美帆さんから「群馬の親戚が亡くなったから休む」との連絡があった。問い詰めた結果嘘だと判明し、彼女には店を辞めてもらったという。若いバイトを管理する人間は大変である。<取材・文/夏目かをる>

【夏目かをる】
コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪」

日刊SPA!

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最終更新:8/14(水) 8:54
週刊SPA!

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