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映画好きの鎌田實医師のおすすめ映画3本はコレ!

8/15(木) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 週に2~3回は映画館へ通う諏訪中央病院名誉院長の鎌田實医師が、この夏におすすめの映画を3本、紹介する。

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 暑さを避けて行く所といえば高原か、海か。映画大好きのぼくは、やっぱり映画館に避難したくなる。シートに深く沈みこんで、暗闇のなかに身をひそめると心底リラックスする。年間100~150本のペースで映画を見ているが、この夏、気になった映画を紹介しよう。

 まずは『世界の涯ての鼓動』。ノルマンディーの美しい海岸で、偶然出会った男女が恋に落ちる。監督は、『ベルリン・天使の詩』で有名な巨匠ヴィム・ヴェンダースだ。

 男はMI6諜報員、女は生物数学者という設定。生物数学者って何だという疑問はさておき、2人はお互いを運命の相手だと悟りながらも、それぞれ死を覚悟して任地へ赴く。2人とも死と隣り合わせになるなかで、愛の記憶に支えられて「生きたい」と願う。「狂おしくも切ないラブサスペンス」というだけあって、果たして2人は生きて再会できるのか?

 美しいのは、海、死、愛というすべてを包み込む大きなイメージだ。波に揺られながら、2人の鼓動が響き合い、男女の愛、さらに生命への大きな愛を歌う。

 次も恋愛映画。『COLD WAR あの歌、2つの心』は、71回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した作品。監督は『イーダ』のパヴェウ・パヴリコフスキだ。

 舞台は、冷戦下のポーランド。ピアニストのヴィクトルは、音楽舞踊団の養成所で、歌手を夢見るズーラと出会う。2人は魅かれ合い、すれ違ってもなお求め合わずにいられない。

 88分と短い映画だが、説明を極限までそぎ落とし、壮大な物語を描くことに成功している。白黒の映像も、かえって鮮やかに見えるから不思議だ。

 なんといっても音楽がすごい。クラシックや民族音楽、ジャズ、ロック……。過酷な時代において、生きること、歌うこと、愛することのエネルギーにあふれたズーラの心と、音楽が呼応する。

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最終更新:8/15(木) 16:00
NEWS ポストセブン

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