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軽井沢に宿泊施設「ししいわハウス」がオープン──建築と芸術と人々が交わるホテル

8/15(木) 8:10配信

GQ JAPAN

世界的建築家、坂 茂氏がデザインした宿泊施設「ししいわハウス」が軽井沢にオープンした。プリツカー賞アーキテクトの趣向を凝らしたこだわりとは?

【軽井沢の新たな宿泊施設「ししいわハウス」をもっと見る!】

ホテルにはふたつの“ライフ“がある、と言ったのは、「アマヌサ」(バリ)や「アマン東京」などで知られる、豪州出身の建築家ケリー・ヒルだ。ひとつは個人の聖域としてのそれで、もうひとつは社交ライフ、だそうだ。

いまのホテルを語るのに、しかし、そのふたつでは不足しているように思える。

不足を補うように登場したいい例が、ニューヨークのJFK国際空港に隣接した「TWAホテル」だ。1962年にエーロ・サーリネンが設計したTWA(トランス・ワールド・エアラインズ)フライトセンターを、ジェットエイジと呼ばれた当時のイメージを活かした内装のホテルに作り替え、2019年にオープンした。

戦後のベビーブーマーズが“懐かしい“と出かけるいっぽう、当時の米国文化への憧憬をかきたてる映画や音楽の影響もあり、若い世代からは結婚式を挙げたいとの申し込みが引きも切らないとか。

日本に目を移すと、軽井沢にオープンしたばかりの「ししいわハウス」もほかでは得られない体験を約束してくれるホテルだ。

ロケーションは、中軽井沢駅から鬼押し出し方面へとつながる国道146号線沿い。温泉の多い千ヶ滝(せんがたき)エリアにある。

10部屋しかない2階建てのホテルで、設計が坂 茂氏ということもあって、2019年春から本格稼働したばかりだというのに、早くも国内外で話題を呼んでいる。

坂氏は、美しいスウォッチ新本社ビル(スイス)を手がけるいっぽう、地震などの災害時、避難所に間切りを設置したり、仮設住宅を設計するなど、建築と社会の結びつきを常に考えてきたひとでもある。

ししいわハウスの建築的な見どころは、そこかしこに見られる緻密な曲線だ。出かける機会があったら、外からルーフの外周が描く輪郭を見上げてみるといい。

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最終更新:8/15(木) 8:10
GQ JAPAN

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