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日本の“軽”はスゴい! 輸入車オーナーもビックリの完成度とは? 新型ダイハツ・タント試乗記

8/15(木) 21:03配信

GQ JAPAN

天井高にビックリ!

ウルトラ・コンパクトカー(軽乗用車)は、今なお日本メーカーが世界に誇れるジャンルである、と、ダイハツ新型「タント」に試乗して思った。とにかく室内が広く、そしてよく走る。

2019年7月に販売開始された4代目タントは、新世代のプラットフォーム「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」を使うのが特徴だ。剛性を上げ、かつ操縦性も向上させている。

タントのおもしろさは、全高の高さだ。サイドウィンドウの高さを計測したら49cmもあった。運転席に座ると、Aピラーがそそりたっていて、しかも直立に近い角度なので、視覚的には屋根のほうに向かって開いているように見えるほど。

天井高がたっぷりあるので、背の低い子どもであれば、かがまなくても乗り降り出来る。試乗会当日は、30℃を越す暑い日であったが、空間の広さがすずやかに感じさせる。フロントシートに座高の低いひとが座ると、サンバイザーに手が届かないかもしれない。

見た目より走りはイイ

新型タントには、2種類のエンジン(ターボと自然吸気)が用意されている。駆動方式は、前輪駆動と四輪駆動を選べる。変速機はCVT(無段変速機)のみ。そのCVTは工夫がくわえられていて、高速域ではギア駆動になり伝達効率(燃費と静粛性)をあげているという。

今回試乗したのは、ターボエンジンを搭載する「タント カスタムRS」と、自然吸気エンジンを搭載する「タントX」である。カスタムRSは顔つきがトヨタ「ヴェルファイア」というかんじで、ちょっと“オラオラ”しているのが個人的にはいまひとつであるが、走りはよかった。

加速性能は実用上、充分だ。高速道路で、法規上の最高速度までスーっと伸びていく。高速で風が強いと、さすがに上屋(ボディの上のほう)が風圧でぐらぐら揺れる。3395mmの全長に対し、全高は1755mmもあるから、まるで“家”が走っているようなものだ。

操舵はちょっと重めの設定である。シャシーの剛性感が高いので、開発陣の狙いどおり、運転するのが意外なほど楽しい。試乗コースにはワインディングロードがなかったので、切り返しが連続するシーンで、全高の高いボディがどんなふうな挙動を示すのか、はっきりわからなかったのが残念である。

自然吸気モデルは足まわりがソフトな設定で、あたりがやわらかい。ターボの最高出力47kW(64ps)と最大トルク100Nmに対して、38kW(52ps)と60Nmと、自然吸気車はパワーもやさしい。そのぶん、街乗り用としてはいいかもしれないが、高速道路などは力不足を感じたのも事実である。

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最終更新:8/15(木) 21:03
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